EX2.フリーフォームを使って主線を作成する


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 はじめに,フリーフォームの機能についてよくわからない方は,まず先にEX1.フリーフォーム(ドローツール)についてをご覧になってください.
 ここでは,フリーフォーム(ドローツール)を使った主線作成について説明します.きれいで滑らかな線を描きたいという人におすすめです.

下絵の取込み

 今回は,下絵をスキャナーで取り込み,それをもとにフリーフォームを使って主線を作成していきます.グレースケール,解像度は200dpiで取り込んで画像サイズを調整したものが,図1になります(画像サイズが大きいので,ここでは縮小しています).実際の画像サイズは,2000×1600ピクセルになります.
下絵
図1

髪の毛の線引き

 始めにベクタレイヤーを作成し,アクティブにします.次にドロードローを選択し,ツールオプションの種類からフリーフォームを選びます.フリーフォームの設定は,図2のようになります.線のスタイルは,両端を円錐型にしてとがらせています.髪の毛のときの線幅は2〜3にしています.
髪の毛時の設定
図2
髪の毛その1
図3
ドローでアンカー有りのポイントを3つ作成します.番号は,ポイントの作成順になります.これでひとつのベクタオブジェクトができました.
髪の毛その2
図4
次にベクタ選択ベクタ選択を選び,ツールオプションポイントの編集を選します.番号2のポイントを選択し,右クリック->ポイントの種類->コーナーを選択します.次に番号2のアンカー修正をし,番号1と3のアンカーを修正して線を整えます.
 (ドロードロー使用中でも,すでに作成したポイントを指定してポイントの編集アンカーの修正を行うことができます.慣れてくるとこちらのほうが楽です.)
髪の毛その3
図5
ひとつのベクタオブジェクトに2〜4のポイントを使用して,髪の毛の線をひいていきます.どうしてもうまく線がひけないときは,うまくいけるところまででオブジェクトを終了して,別のベクタオブジェクトで線をつないでいきます.ポイントの種類は,くねくねウェーブする部分は「左右非対称」にして,とがった部分は「コーナー」にしています.
 あと,下絵はあくまで目安なので,ひいた線が下絵の線とずれていても,自分で納得いくものなら問題ないです.

目・鼻・口の線引き

 目・鼻・口の線引きに使うフリーフォームの設定は,髪の毛のときとほぼ同じ設定です.線幅は,1〜3を使用しています.目の部分は線が複雑なので,複数のベクタオブジェクトを使って,線をつなぎ合わせています.
目・鼻・口その1
図6
まず,うまく線をひけるところまでのベクタオブジェクトを作成します.(人物の左目の部分です)
目・鼻・口その2
図7
次に先ほど作った線とつながるようにフリーフォームを使用して線をひきます.
目・鼻・口その3
図8
この作業を繰り返して,目・鼻・口の線をひいていきます.ぶっちゃけた話,下絵ではひとつの線を,複数のベクタオブジェクトをつなげて線を表現するということの紹介だったりします.

肌や服の線引き

 肌や服の線引きは,一部閉じた線を使用している以外は上で紹介した方法とほぼ同じです.
 閉じた線の作り方は,ドロードローツールオプションパスを閉じるにチェックを入れて線を引くか,ポイントを編集して線を閉じる方法があります.ここでは,ポイントを編集して線を閉じる方法を紹介します.
 図9の開いた線をポイント編集して線を閉じます.まずベクタ選択ベクタ選択を選び,始点もしくは終点のポイントを選択します.次に右クリック->編集->曲線を閉じるを選択します.すると図10のように閉じた線になります.
開いた線
図9
閉じた線
図10



ベタ塗り

 フリーフォームを使って主線が完成したら,黒く塗りつぶせるところのベタ塗りをします.ベクタレイヤーの上にラスタレイヤーを作成し,ブラシツールを使ってベタ塗りをします.今回は,目と鼻の部分を塗りつぶします.あと顔ラインをペン入れっぽくするため,ブラシツールで少し太くしてます.私の場合,線はここで太くしています.線の強弱をつけたい人は,試してみてください.塗りつぶし前が図11,塗りつぶし後が図12になります.
塗りつぶし前
図11
塗りつぶし後
図12



ベクタレイヤーとラスタレイヤーの結合

 ベタ塗りが終了したら,ベクタレイヤーとラスタレイヤーを結合させます.結合の仕方は,結合したいレイヤーだけを表示し,メニューからレイヤー->結合->表示しているレイヤーを選択します.結合後のレイヤーは,ラスタレイヤーになります.ベクタレイヤーのみをラスタレイヤーに変更するときは,メニューからレイヤー->ラスタレイヤーに変換を選択します.


マスクを使って線を細くする

 ラスタレイヤーに変換後,私はマスクを使って線を細くしています.マスクを使う場合,主線のレイヤーをアクティブにし,メニューからマスク->新規作成->すべて表示を選択します.次にメニューからマスク->マスク編集モードを選択します.ブラシツールでは黒色,もしくは消しゴムツールを使い,線を細くしたい部分にマスクをかけていきます.マスクイメージを表示させる場合は,メニューからマスク->マスクイメージの表示を選択します.マスク前が図13,マスク後が図14になります.マスクの修正が終わったら,メニューからマスク->削除を選択し,マスクとレイヤーの結合を行います.
 (11月27日追加)ベクタレイヤー上でもマスクを貼って,マスク編集することで線を細くすることができます.
マスク前
図13
マスク後
図14

 以上でフリーフォームを使用した主線の作成方法の話を終わります.ここまで長々とお付き合いして頂いてありがとうございます.フリーフォームは慣れるまで大変ですが,慣れてくるとさくさく線が引けるようになってくるのでがんばってみてください.


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