ジャイアントマッドスキッパー (Periophthalmodon schlosseri)
マッドスキッパーの中で最も大きくなり、体長30センチを超えるものもいます。学名をPeriophthalmodon schlosseri(ペリオフサルモドン シュロッセリ)といいます。完全肉食性で、小魚やエビなどを好んで食べ 、人工飼料は慣れさせるまで時間がかかる種類です。入荷直後の子供個体のときに人工飼料に慣らせないと 、大きくなってからでは活餌でないと食べないことが多く、拒食で死んでしまうこともよくあります。
人なつこい個体と臆病個体とがあるようで 、人なつこい個体はエサをねだったり 、人間をじっと見ていたりしてとてもかわいらしいです。臆病な子は、あまり水槽の前で急に動いたり 、しょっちゅう水槽に手を入れたりしないでいると 、徐々に慣れてきます。
日本には、よくジャイアントマッドスキッパーという名前で入荷してくる種類です。紛らわしいのですが、アフリカにいるPeriophthalmus barbarusも20センチ弱まで成長するので、それもジャイアントマッドスキッパーというインボイスネーム(流通上の名前)がついていて、実際に写真などで確認しないと分からないことが多いです。アフリカンマッドスキッパー(アフリカから来たジャイアントマッドスキッパー)とは、背ビレの色の違いで容易に区別できます。アフリカんは青いですが、シュロッセリは赤っぽい黒色の背ビレをしています。
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