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定 義
体の各部
オスとメスの区別
生息場所
自然のpH環境
生活史
活動パターン*1年間
*1日
各地の活動時期
生理特徴*皮膚呼吸
*窒素代謝
世界分布
流域分布

活動パターン
〜1日の中で、どのように動く?〜

 トビハゼは、いつも潮汐の干満を受ける干潟に生息しています。そのために、えさを食べたり、繁殖したりするための場所である、泥の面が空気中に出たり、水没したりすることになります。トビハゼ達はそれに合わせて居る場所を変えます。
 トビハゼの棲んでいるところは、1日のうちに潮の満ち引きを感じます。潮の干満は場所によって感じる回数が違います。日本では干満が2回ずつ来ますが、例えばベトナム北部のHaiphongは1日1回しか干満がありません。
  トビハゼ類が活動する泥干潟はたいてい、干潮の時には空気中に露出していますが、潮が満ちてくると水没してしまいます。

昼間
干潮の時: 空気中に出た干潟の上で、えさ食べたり、歩いたり、
求愛したり・・・と、活発に活動
上げ潮の時: 潮の動きと一緒に陸側へを移動
(この時餌食べたりなんかせず、ひたすら移動)
満潮の時: 水には近いけど、つからないような石の上や壁にはりついて、
体が乾くと水に飛び込んですぐまた出てきて・・・を繰り返す。
この時も餌を食べたりしない。
引き潮の時: 引き潮に乗って陸へ移動。途中で餌食べたりしながら、
いろんなところへ移動していく。
干潮の時: 潮に乗って干潟の上に行く個体もいるし、あまり移動しないで汀線
付近にいる個体もいる。みんな寝てるみたいに反応が鈍い。
上げ潮の時: 潮にのっていった個体は、また潮に乗って満潮線まで帰ってくる。
少数の個体は水中に潜る。
満潮の時: 壁に張り付く個体もいるが、水中の岩のすきまや泥の
穴に隠れる個体もいる。
引き潮の時: 夜明け方の一番寒いときは、ほとんどの個体は移動しない。
太陽が出て気温が上がってきてから現れる。
 このように1日のうちに、潮の満ち引きとともに行動パターンを変えて過ごしています。
餌を食べたりするのは、日中の干潮がほとんどです。求愛は夜には全く見られません。
  
上に書いた活動パターンは、夏の繁殖期最盛期の頃に見られるパターンです。 
(1年の活動パターンを参照。)
 
  真夏の時以外は、トビハゼは夜干潟の上にあまりいません。この時トビハゼ達は、越冬用の巣を作って隠れていたり、石の下や防波堤の穴の中にかくれています。

  真夏の夜でも干潟に出てこないトビハゼの多くは、性的に成熟しメスに卵を産んでもらう巣を作ったオス達です。彼らは、自分の巣を守るため、満潮の時でも泥の中に残ったりします。

  晩秋から春先にかけて、日中、潮が引いても泥上にはトビハゼは見えません。どこにいるかというと、巣を作ってその中で越冬しています。越冬期間は場所によって違います。

先頭まで上がる

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