トビハゼの仲間は、生息する各地方での呼び名がいろいろあります。その中で最も有名なものが沖縄での呼び名である「とんとんみー」でしょう。沖縄ではマッドスキッパーの仲間はすべてまとめてとんとんみーの愛称があります。とんとんみーとは、とんとん=ぴょんぴょん(とぶ)+みー=もの、すなわち、飛び跳ねるものという意味のようです。これは沖縄県内でほとんど変異のない呼び名です。 沖縄にはマッドスキッパーは3種類いて、トビハゼ、ミナミトビハゼとトカゲハゼが生息しています。しかし、沖縄の人はすべてまとめて「とんとんみー」とよんでおり、よほど詳しい人でない限り、各種の区別はないようです。 マングローブや泥干潟のない離島(竹富島とか波照間島など)に住む人たちは当然見たことがありませんが、実際にトビハゼ類が生息している島の人でも見たことがない人が多いです。とんとんみーという呼び名だけは知っているけれども見たことがないという沖縄の人も多いのです。
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