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トビハゼ属
P. argentilineatus
P. barbarus
P. chrysospilos
P. gracilis
P. kalolo
P. magnuspinnatus
P. malaccensis
P. minutus
P. modestus
P. novaeguineaensis
P. novemradiatus
P. spilotus
P. walailakae
P. waltoni
P. weberi
Periophthalmus sp.
ムツゴロウ属
トカゲハゼ属
モドン属
Periophthalmus modestus (トビハゼ)

 トビハゼは本州の太平洋沿岸の干潟に生息する、日本で最もメジャーなマッドスキッパーです。学名をP. modestus(ペリオフサルムス モデスティス)といい、以前はP. cantonensisとも呼ばれていました。日本での北限は東京湾で、南限は沖縄本島です。この種は日本だけでなく、香港やマカオ、中国沿岸と韓国でも生息しています。最も北側まで分布する種のひとつです。
  体長はだいたい10センチくらいまでで、2〜4年ほどの寿命です。メスのほうがオスよりも長生きする傾向があります。基本的に肉食性で、小さなエビやゴカイ、カニの抜け殻などを主に食べていますが、泥上の藻類も少しは口にするようです。

トビハゼ。繁殖期でない限り外見でオスメスを見分けることは不可能です。けんかの際にはこうして背ビレを立てあって威嚇します。
 トビハゼの腹ビレ。左右は癒合しており、上の方に二つのヒレをつなぐ膜のようなものがあります。これはインディアンマッドスキッパーP. novemradiatusにもあります。しかし、ミナミトビハゼは蝶ネクタイ型で、トビハゼとはまったく違う形をしています。そのため、トビハゼと同じく日本にいるミナミトビハゼと区別するのに役に立ちます。
 トビハゼのオスが作る繁殖用の巣。口で泥をくわえて外に出すことを続けることで、どんどん泥の下の方まで坑道が作られます。たいてい入口は2つあります。二つの入口は泥下10センチほどのところでつながって一本になり、底まで続きます。
  この写真は巣を作りはじめたばかりなので、まだ入口はひとつしかありません。泥は巣の入口にすぐ吐かずに、なるべく遠くに同心円状に捨てていきます。
  
(左:婚姻色の出たオス)   (右:卵が成熟してお腹が大きくなったメス。婚姻色はない)
 巣を作り終えると、オスはメスを呼びに出かけます。背ビレを立て、尾ビレを左右に何度もくねらせてメスを自分の巣まで誘導します。
 エサを食べたり、相手を探したりと活動する場所は潮が引いた干潟の泥の上ですが、潮が満ちてきて泥の面がなくなると、水から逃れようとして、石垣や堤防に張り付いたりします。このときは、どんなに他の個体が近づいてきても、よっぽど機嫌が悪くない限り、けんかしたり追い払ったりすることはありません。
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