黒部平小屋 小屋開き2008
2008年6月14−15日
平小屋の小屋開けです。今年は、ひらべさん一家が来れないため、荷揚げ要員としてかっきーから声がかかった。私としてはお魚調達要員も志願しているわけだが。大阪からは、よっしー、魚ヤさん、たかひろさん、関東から、かっきー、モトP(ケモはやめれって)、モトP彼女、きむっち、きむ妹、私、長野からダム関係者3名、富山から組合員ご一家と、さとさんたまちゃん家族の総勢20名ほど。せっかく荷揚げした酒が空になりそう。 |

| 黒部ダムから荷を船に積む。 雄大な景色のなか水しぶきを浴びながら船は進む。 船から小屋までは索道を使い荷揚げする。 |


| 荷揚げのとき長野の人らは「ひとつぐらい落ちても構わないよ」と大雑把、さすがに山の人だ。昨年は大きな電気製品が湖に落下したり、荷を積んだモッコが船と干渉し屋根が破損したり、モッコに足を取られ湖に放り出されたりとずいぶん楽しかったそうだ。今年は、玉掛免許者である私のプライドが許さず、荷物がモッコの中心に寄るよう毎回丁寧に積みスムーズに索道に送る。割れ物や卵はずぼらせずハンドキャリーだ。船の操作がうまかったこともあるが、まずまずパーフェクトな仕事だった。 |


| 小屋の中は掃除が主な仕事で、都会の軟弱男たちは防雪板を外したり煙突を取り付けたりボートの運搬など滅多にやらない力仕事に精を出す。発電設備の点検や水源地の掃除はさとさんの仕事だ。もとPは彼女と仲良く布団干し。 ・・・爽やかな青空の下、楽しい仕事が続く・・・ |



| さて、ぼちぼち釣りに行ってもいいのかな。かきさんらは近くのヌクイ谷に入るそうなので、私は中ノ谷へ向う。右手にビール左手に釣竿を持ち整備前の危ない山道をよれよれと歩く。ザックにはパック酒も忍ばせてある。途中の雪渓で滑り落ちビールが転がる。そのまま下って中ノ谷へ。 さすがに黒部、ヨッパの馬鹿でも釣れるもんだ。まだ痩せてはいるが精悍なやつが釣れた。酔いもまわりいい気分だった。次はヌクイ谷へ。きっと彼らはボーズだ。代わりに私が釣って差し上げましょう。と急に気がでかくなる。ヌクイ谷に着いてみると、たかひろ君が一匹釣っていた。なんでもダイソーの百円ルアーで釣ったそうだ。 ・・・参りました。 |


| 宴では漁協組合員さんの釣った虹鱒も加わり、3匹の味比べとなった。居着き岩魚と湖産岩魚と虹鱒、さてお味はどうかな?沢の岩魚は身は締まっているが甘味が少なく湖産岩魚は脂がのり旨い。虹鱒は岩魚に比べて癖がありこれはこれで旨い。こしあぶら、あざみ、ウドのてんぷらや自家製鱒寿司も頂きました。岩魚の骨せんべいは最高だったなー。 |

| 日常アパートで呑み飽きている焼酎も、同じ酒か?と思うぐらいに美味しく感じる。酒の味を決めるのはやはり山であり釣りであり人なのだ。酒を呑む時、コップを持つ手からほんのり岩魚の香りが・・・草の香りが・・・ミミズの香りが・・・なんだかほっとするね。 |


| 翌朝、お手伝いもせずまた釣りに出かける。まずは沢水で静かに顔を清め(洗い)ごくりと一杯口に注ぐ。それが私の所作である。山男の場合は神棚(立山)に向け手を合わせ敬うのが古来からのしきたりだ。山には現代人に足りない何かが備わっている。 耳を澄ませば岩魚が囀り、迸る輝水に眼が洗われる。 |

| 今日ものんびり岩魚と戯れる。(たまにはた○子と戯れてみたいものだ。)山も岩魚もみな生無垢だ。やがて谷は静かになり流れは雪渓に隠される。ん、なんだか今日は解け合っている。五感が再生される、ただの一匹が小さな不安をかき消してくれる。一途なざっこ釣り。冥利に尽きる。 釣りを終え戻るとか河原でモトPが彼女と戯れていた。可愛い彼女ちゃんをゲットし幸せそうな旧ケモ氏。魚ヤさんも嫁ちゃんゲット、そうそうキム妹?も可愛いいね。 ああ〜人生ってなんだろう。 |
| 山にいると、だんだん体が健康になってゆくのを感じる。都市生活でのストレスや目には見えない傷口が消毒され癒される。山を下りればまた何物かに蝕まれ、そのたび治療をしに山へと向かうのだ。まあーアルコール消毒でもよい。酒は飲んでも呑まれるな!ではなく、酒に呑まれて山に呑まれて流れに呑まれて・・・そう思ったらまた平小屋で呑もう。 |



みんなおいで!

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