赤 谷 山
2011年5月7日(土)富山県
ブナクラ谷〜赤谷山
なんか忘れてると思ったら、今年はまだ滑りもんをやってなかった。とりあえず毛勝でもと車を走らせる。んが、遥か手前の林道でチェーンゲートが掛けられていた。あまり歩きたくないので馬場島へと転進する。 日が高く昇った頃、ようやく馬場島へ到着する。土曜日だし満員御礼かと思いきや駐車場には僅か数台の車のみ。ほぼ地元車だった。キャンパーが一組、釣りが一台、登山が3台ぐらい。私が来たと同時にもう一台現れ、その単独者はスキーを担ぎ立山川へ歩いていった。「あっちも滑れるんかな?」私も後を追おうかと思ったのだがやめた。 震災復旧とか自粛ムードも重なっての状況なんだろう。登山者は少ない。そんななか板を担いで山へ向かう自分を少し恥ずかしく思えた。 |

| 新しい足跡を辿りながらブナクラ谷を行く。谷はほぼ雪に覆われ昨年より若干雪が多いように感じた。それにしても久しぶり聞く山の音だ。空気が美味い!流木に伝い、冷たい川の水を手で掬いがぶ飲みする。うまい!うますぎる!ああ〜と思わず唸ってしまう。 |

| やがて、瀬音は雪の下に消え静寂が訪れる。鳥の囀り励まされながら休まず歩く。 |



| ブナクラ峠が前方に現れる。右手にもよい斜面がある。左の谷を滑るのも悪くはない。残雪が多いせいか、見渡すかぎり魅力的な斜面ばかりである。ただ、ブナクラ峠からの滑降では距離が短すぎるので右手の大斜面を登ることにする。ここはまだ登ったこともないし滑るもの初めてなのでとても新鮮な気分だ。 |

| 汗だくで登る。見た目より距離がある斜面だった。やっと思いで稜線にでると立ち木の窪みにザックとステッキがデポしてあった。私も板をここにデポする。稜線から赤谷山までの斜面も急ではあるが広大な斜面が続く。ただ、私の技量では滑る事は叶わない。 |

| 赤谷山まではひと登り。 山スキー2セット分ほどの重さがあるボード担ぎからようやく開放され身も軽やか。途中、女子3名ガイド?1名のグループとすれ違う。早くも下山のようだった。女子はみなロープで縛られ(確保されながら)降りていた。まるでSMプレイだ。楽しそうなガイドの笑顔が忘れられない。 一部雪が消え、急な箇所もありびびる。最近、高所が苦手になった自分にはこれが精一杯の登山なのである。 |





| 赤谷山の凡頂 景色は相変わらず素敵だった |


| 下山の頃、山は黒い雲に覆われ慌てて下山滑降する。 久しぶりの滑りもんを楽しみながら、そして惜しむかのように滑る。 |

| 白萩川を渡ると池ノ谷方向から3人のスキーヤーが現れた。話を聞くと一泊で剱岳を周遊し池ノ谷を滑降してきたそうだ。滝場はなんとか巻けたと言うことだった。さすが、一流のスキーヤーはやる事がでかい。自分ももう少し成長しないといつまでたっても赤谷山どまりだ。その時はそう思い意気込んでいたのだが、次の日にたまたま「岳」という映画を見たのがまずかった。剱岳のしたでバラバラになった自分の姿に魘されるのだった。 |
