金山 スキー
2008年4月13日(日)長野県小谷村(かなやま)
だるふぉさん よっちゃん けも氏 きむっち かっきー 大ちゃん
新潟仕事の合間にスキーに参加した。金曜日、仕事を終え雨の国道をひた走る。いつもなら右手に佐渡島が見えるのだが、今日は雲に隠され荒れはじめた日本海が白くうねっていた。笹倉温泉の看板の前を過ぎる頃には雨は激しさを増し、どの川も増水でドロドロになっていた。こりゃー明日も雨だな。みんなにメールしようかと思ったが、たぶん天候に関係なく来るだろうからやめといた。 土曜日の早朝、糸魚川マックスバリュの駐車場におきたくコンビとケモキムデリアウが集合する。雨はまだ霧状に降り続いており、どうにも止みそうになかった。よって、本日予定されていた火打山スキーがすぐに抹消される。おきたくコンビはすぐに唐松沢へと転進。睡魔に負けた残るメンバーはそのまま爆睡続行だ。私は一旦引き返し、明日また出直すことにした。夕刻メールが入り、唐松沢は雨が上がり程良いスキー日和だったそうだ。悔しいなあー。 ←ブラウザの更新ボタンを何度か押すと音声再生できるようになります。 |
林道


| 翌朝の4時半、小谷の道の駅にやや遅れて到着する。山梨からきたダルフォさんと合流し小谷温泉奥地へ向かう。小さな駐車スペースに車を止め、なんちゃら荘?の裏手から、除雪もままならない林道をシールで歩き出す。林道の雪は硬く、スキーじゃなくても普通に歩けそうだった。見ればケモ氏だけがなぜかスキーを担ぎ歩いている。なんでもスキーとシールのセットを間違えて持ってきてしまいシールの幅が合わなかったそうだ。途中にある橋から沢筋を見下ろすと、雪代のためか激しく濁っていた。暫くして雪崩が林道を覆っているところが多くなり、ドロドロになった急斜面をそのままシールで横断する。気がつけばシールがドロドロになりスキーもかなり汚れていた。 |
担ぎのケモ氏

| よっちゃんの予定通り張り出した尾根に乗っかる。ここからは暫く汗をかきながら登る。今回は水をたっぷり持参しているので大量発汗しても大丈夫だ。そんなに急ぐ必要もないはずなのに、やはりよっちゃんは急ぐ。なんでも午後から雨が降るらしいのでお昼過ぎには下山したいそうだ。 日当たりの良い尾根では天狗原山への夏道が一部露出していた。唯一この辺りは原生林が豊かである。雪が硬く締まっているので、楽に登って行ける。これが2月とかのラッセル期だったなら尾根に取り付くだけでもかなりの時間を要すと思われた。そういう意味では、春山スキーは体力的にも楽だし、さしたる危険もなく行動時間も読めるとあって安心できるのである。 |
爽やかな朝

| 時々振り返ると、北アとは違った真に荒々しい山肌が自然の過酷をさらけ出していた。北アのように森林限界を超えたごく当然な山肌ではなく、低山でありながらも豊かな樹林の部分と、沢に一直線にそぎ落ちた黒い恐ろしげな筋とが異様な調和を成している。これが頸城の山の個性だと思う。もっとも、雪解け頃の山々は何処へ行ってもそのような景色が見られるものだが。夏の緑豊かな山や沢の風景と重ねれば、これが同じ場所なのかと驚いてしまうことも多い。余談だが、このあたりはかつて渓流釣りの穴場だったエリアで若い頃に時々訪れていた。今は禁漁区になってしまったが。 風もなく穏やかなスキー日和だ。雲が切れると鋭い日光が肌を射す。すかさずUV+50を顔に塗りたくる。ついでに水分を補給すると、また黙々と尾根を登り続ける。この、黙々坦々と登山をする行為にある種の悦楽を感じる人も多いと思うが、そういう人は登山に向いている。登山の苦しさを、何かの快楽であるかのよう置き換えて考える前向きな人だ。私の場合、苦しいのは精神的にも体力的にも耐えられないし、逆に変化の多いのも好きではない。かといって、特に滑りに拘るわけでもなく自分にとって山スキーの目的が一体何であるかが良く分かってない。みんなはどうなんだろう・・・?そんなことを考えながら、ただ惰性で登り続けた。 |
まだまだ遠い

| 森林がだんだん低くなってくると、目の前にはスッキリとした凡頂な山の斜面が見えてくる。「これが金山か?なんだ、あっという間だったじゃん」と思ったのが早合点。天狗原山という金山の前衛だそうだ。余談だが、金山は「かなやま」と呼ぶのが正しいようだが、私は「きんざん」と発音してしまう癖がある。よっちゃんも「きんざん」と発音していた。隣の雨飾山を「うしょくさん」と言ってしまう癖もある。ちなみに私の場合だが、武尊を「ぶそん」と言ってしまっても恥ではないが、小谷を「おたり」と言えないのは大いに恥ずかしい事だ。ところが毛勝山を「もうしょうざん」と呼んでしまうこともあるし、鋸岳をギリギリだけと嘘を教えられたこともあった。北アの白馬は「はくば」でも「しろうま」でもどちらも正解じゃないのかな。そんな感じで山の名の言い方は個人それぞれ好きなように言うのが宜しいかと思う。 |
天狗原山から焼山を眺める

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| 天狗原山で一息入れる。天狗原山は平坦で展望がよく、180度のパノラマが楽しめた。南東には乙妻山、東には妙高山、火打山、焼山、雨飾山、西には北アの山並が見事だ。焼山なんかは笹倉温泉から登るよりこっちから登るほうが早いかもと思うほど真近かに望めた。実際にはかなり距離があるらしいが。 |
妙高山

火打山

焼山

雨飾山

| さて、北に見える金山頂上まではわずか数百メートルの距離だ。ところが、思いっきし登り返しがあった。なるほどね。厳冬期に金山手前の天狗原山から往路を滑降してしまう人が多い訳をようやく理解したのだった。滑り優先ならむしろそちらのほうが滑降距離も長く楽しいかと思う。 みんなに遅れて金山山頂に到着。といっても至って平坦なのでどこが山頂なのか正確には判らなかった。金山もまた展望が素敵だ。雨飾山はすぐそこだし焼山なんて元気だったら速攻で行けそうなぐらいに近かった。(実際には無理)ここで何故かエクザイルのちゅーちゅートレインにチャレンジする。初めての割には上出来だったと思うがちょっと練習が必要か。(ムービーに混ぜておいたのでDLしてご覧ください)次回は音楽に合わせてやってみたい。 |

| さて、いよいよお楽しみの滑降である。本日はバリバリのザラメだ。シーズン中は、砂のように重い雪に苦しめられたり、ジェラートのような雪に足をバキッととられたりとまあー色々とあった皆さんだが、今日ぐらいのんびりスキーを楽しみましょう。デリ氏はいわした足を引きずりながらもほぼ毎週スキーをやっているし、そういえばケモ氏も足を骨折したっけなー。きむっちだけは出撃回数の割には怪我がない。だるふぉさんはこの界隈は初めて滑るそうだが、来シーズンはあんなところもそんなところもビシバシ滑るだろう。まあーお金と暇の続く限りの遊びだが、ガソリンも安くなったことだし・・・。そんな風に前向きに思いつつも、実は滑降ルートがどんなのか知らないのでやや不安だった。最初は雨飾山方向に伸びる尾根を滑るそうだが、途中から谷に降りるらしい。谷へのドロップは場所を失敗するとえらいことになるとか。幸い、途中から薄っすらとしたトレイルと合流したので、それを参考にしながら滑ることにする。 |



| 滑り出しから超がつくほど快適ザラメで傾斜もほどよく文句なしだ。途中からはちょっとだけ深くなり板が雪に取られるようになったが、それでも十分に快適だった。雨飾山はもう目の前。きむっちが転がって遊んでいる場所から尾根を左に外れ谷筋へと向かう。谷までは暫しの樹林帯で、ここからはBCスキー的な雰囲気を楽しむ。最後の谷へ降りるところは今にも崩れそうな急斜面を一人ずつ降りる。狭い沢筋は暫くは滑れたが、右に滝が見える辺りから傾斜がなくなりスケーティングで進む。実質のスキー滑降は谷底に入った時点で終わりだった。金山山頂からここまで距離的にはかなり短かったように思う。途中で沢が露出しているところがあり、2度ほど細い雪橋を渡る。この平坦になってからの距離が意外と長く、最後は雨飾山からの滑降ルートと合流しさらに湿地帯の平坦になる。もう今週が限界だったろう。来週には沢が全露出し、おそらく水濡れは免れないと思う。除雪途中の林道をテクテク歩く。こちらも嫌になるほど距離がある。九十九折になるあたりでもう一度スキーを履き、車までの僅かな距離を名残り惜しむよう滑る。 お疲れさんでした。今回は何事も起こらずラッキーだった。着替えて車を出したとたんに雨が降り出した。 |







