唐松沢本谷スキー

2008年4月5日(土)北ア唐松沢(からまつさわ)

よっちゃん きむっち かっきー 大ちゃん 

(写真は皆さんが撮影した分を借用しました)



 桜も見頃を向かえ春真っ盛りな今日この頃、山スキーはいよいよザラメなシーズンとなり、スキーエリアは日に日に雪が解けB級化してしまう。まさにB級山スキー愛好家である我々のベストシーズンである。それに合わせたかのよう今回は唐松沢だ。なんでこの時期にこんな藪沢をわざわざ滑るのだろうか?と思うが、たまたま出張先から近いこともあり、現地集合で参加することにした。

 唐松界隈は、八方尾根スキー場のトップからアプローチできるため、ゲレンデスキーの延長として人気の高いBCスキーエリアである。そのお手軽さからシーズンは数万人が利用している。まず一番手前がガラガラ沢でその次が無名沢、その次が唐松沢本谷、Bルンゼ、Cルンゼ、Dルンゼ、不帰沢・・・という順だ(他にもたくさんあるが)。我々が今回滑る唐松沢は、ドロップポイントが45°もありかなりスリリングだと、かきさんが言っていた。


白馬の山々




八方尾根は強風
 晴天の霹靂、なんと最上リフトが強風のため止まっている。リフト係員に尋ねると、午前中は動く見込みが無いそうだ。ならば潔くスキーを担いでゲレンデを登るとしよう。ほんの僅かの登りだが、めちゃくちゃ苦しい。いきなりゼーゼーはぁーはぁーと息が切れる。ふと横を見ると、運休している筈のリフトがスキー客を乗せ軽快に動いている。なんでやねん!きむっちと二人苦笑い。悔しいのでそのまま登る。


大ちゃん



八方尾根

(1:41)



 八方尾根は快晴であるが、風が強いためか登山者は少ない。強風に耐えながらアイゼンを効かせて歩く。しかし、風の抵抗があるためかペースが一向に上がらない。尾根が細くなるところで突風に遭遇する。両手を翼のように広げ迎風姿勢でやり過ごす。このまま何処かへ飛んでしまいたい。休憩のため座り込むと、ケツが異常に滑ることに気付く。よっちゃんの話では、雨カッパは表面がつるつるなのでコケたら止まらないということであった。今回私は上下雨カッパなのだ。試しにちょっとケツすべりしてみたら、まさにその通りで、つるつるの肥やし袋で雪滑りするような感じだった。皆さん、スキーに雨カッパはヤバいよ。


北ア主稜線







 疲れた疲れたもうヨレヨレだ。いつものことだが空気が薄くなると一気にペースダウンしてしまう私。やっとの思いで主稜線へ出ると、風はさらに強まりもう罰ゲームのようだった。強風のためか雪がつかず地面が剥き出しになっている稜線上を、登山道ロープに捉まりながら歩く。すぐそこに山荘が見えるがよく吹っ飛ばないものだと感心する。そういえば昔、一度ここに来たような憶えが・・・確かヘリが飛んでいたような・・・


唐松山荘



弱層確認中




ドロップ
 ドロップの前によっちゃんが斜面の弱層確認を行う。なんでも30cmおきに空洞が重なっているそうだ。よし、今日は絶好のドロップ日和、レッツラーGo!!


ドロップ



地吹雪



実は急斜面

(0:57)



 雪庇上から唐松沢を覗くと、かきさんが言うとおり相当にスリリングな斜面である。私のスキーレベルではまともには滑れそうにない。結局、ドロップは滑るというよりボーゲンで降りるになってしまった。でもワンターン後は快適になる。斜面をスキーで切るあとから雪煙が転がり落ちてくる。滑るのが速いか転がる雪が速いか競争だ。こりゃー新雪時は表層確実だなー、と言いながら唐松沢の脆弱(ぜいじゃく)エリアを無視してど真ん中を滑る。








つむじ風
 さすがに北アの斜面だ。これのどこが藪沢なのか。きむっち自慢の芝倉沢に決して負けてはいない。一見して穏やかな山並みだが側壁が鋭く、みな垂直に薙ぎ落ちている。この景色の中では、唐松沢なんてファミリーゲレンデ程度にしか見えない。思わず笑ってしまった。B級エテスキー屋としては甚だ場違いなのだが。A級スキーヤーおきたくコンビの滑降が見れないのが残念だった。

つむじ風

(1:17)

kimu



かっきー



時々急ブレーキ




オープンバーン
 谷底に入れば風はないものと思っていたが、相変わらず猛烈だ。雪煙が舞いみんなの姿が隠される。写真も何を撮っているのやら分からない。本谷はデブリが無かったが、Dルンゼにはデブリが見られた。でもかなり前のデブリのようで新たに積もった雪がデブリを覆い隠していた。かきさんが、左足を捻りさらにいわしてしまったという言う。ブロックを風除けにしてしばし休憩。振り返ればすばらしい景色だ。谷底にいるという安堵感がとても心地良かった。みんなありがとね、また来ようね。

最高!



ようやくオープン








吉川鮮魚店
 B級山スキーのあとはB級グルメが妥当か。今回は糸魚川の吉川鮮魚店で夕餉を頂いた。約10年ぶりに訪れるだろうか、当時、スキーや釣りの帰りによく立ち寄ったものだった。現在はランチタイムオンリーだそうだ。刺身、ご飯、味噌汁しかないので、その他食材は持ち込むほうが賢明。その分、刺身は半人前で注文するのがベター。4人でそのまま4人前だとかなりのボリュームになる。どうしても人数前食べるなら、出汁やポン酢、生姜の持参をお忘れなく。








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