芝倉沢スキー

2008年3月23日(日)群馬県谷川岳(しばくらさわ)

Funakiさん 一休さん だるふぉさん よっちゃん あめやん きむっち かっきー 大ちゃん 

(写真は皆さんが撮影した分を借用しました)



 朝5時、谷川岳ロープウェイ駅に敷いた銀マット上にて起床。いつものように酒瓶が枕の一行は完全なる寝不足と二日酔いだった。起きるのがだるい。昨夜の高級酒「久保田」はどこへ消えたのか?せめて集発前に残り雫でも舐めたかったが・・・。外で湯を沸かしカップ麺を啜る。信じられないことに一休さんはすでに出発したそうだ。ロープウェイは利用せず自力本願で谷川岳へ登るとか。なんとタフな人なんだろうかと感心してしまう。肩ノ小屋で合流予定。山梨からだるふぉさんが新たに来訪している。6時も過ぎると駅は賑やかになる。シェラフから這い出す人、ガスで湯を沸かす人、ザックのパッキングやシールを貼り付ける人などまさに登山基地という雰囲気だ。






 7時のロープウェイに乗り、まずは天神尾根へ急登する。あめやんは、芝倉沢には入らず谷川岳からの復路をスキーで楽しむそうだ。まずは一休さんとの待ち合わせ場所である肩ノ小屋を目指す。


肩ノ小屋




 天神尾根は途中、急斜面がありスリップしたらアウトというトラバースっぽいところがあった。肩ノ小屋までの登りが意外ときつい。あまり急ぐと汗をかいてしまうのでゆっくりと登る。肩ノ小屋で先行するよっちゃんらと合流。一休さんもすでに到着していた。後続が到着するのを待っている間、汗を吸水したシャツが風で冷え、寒くて耐えられなくなる。やはり綿100%のシャツは、体温で乾く前に体が冷えてしまうようだ。冬山のみならず春山でも綿シャツはやめておいたほうが無難だ。

一ノ倉尾根の神社







 トマの耳で記念ショットを撮り、スキーを担いで一ノ倉岳のドロップポイントへ向かう。途中にもう一つピークがあって、こちらがオキの耳だそうだ。どちらかが谷川岳頂上。尾根から身を乗り出し一ノ倉沢を見下ろす。峻難で壮絶な岩場である。見ているだけでも引き込まれそうになる。ここから懸垂滑降してみてはどうかと冗談を言ってしまったが、ただ懸垂するだけでも恐怖だ。そこからひと登りしてドロップポイントに到着する。


一ノ倉沢を覗きこむ









オキ耳





 右側の緩い斜面にはたくさん滑った跡があったが、我々がドロップするポイントは一面真っ白でまだ誰も滑ってないようだった。これは撮影チャンスと思い、皆より先に右から回り込み下でシャッターチャンスを待つことに。ところが、下まで滑ったところで単独の人が最初のシュプールを描いている最中だった。結局、12万画素のカメラなのに十分の一の1Mで撮影していたのを帰ってから気づく。写真はほぼ全滅で、二日間の撮影が台無しだった。雪質は、圧縮硬化した雪に固形化しつつあるクリープが薄皮付で10cmほど被っているという微妙なレイヤーだ。残念ながらザラメは皆無。


だるふぉさん



芝倉沢オープンバーン




 我々のチームは最初に一休さんがドロップ。急斜面にもかかわらずこれがまた凄いスピードでぶっ飛ばしてくる。弾丸滑降のTakuさんと何ら遜色が無い。続くよっちゃんも負けず劣らずぶっ飛ばしている。さすがに回数をこなしているだけあってスキーが上達している。最近また板を大人買いしているらしく出発前に板を選ぶという贅沢ぶりだ。こっちは泣く泣く板を切ったというのに世の中不公平だ。Funakiさんは私と同じく右ルートから滑ってきた。相変わらず軽やかなエクササイズ。どうやってスピードを抑えているのか不思議なぐらい。続いてかきさんときむっち。かきさんは靭帯損傷部分がどんどん悪化しているらしい。そろそろ限界か。そして最後はだるふぉさんだ。なかなか降りてこないのでどうしたのだろう?と待っていたら、ガシガシエッジを効かせて滑ってきた。なんでも、久しぶりのスキーでしかも股関節をいわしているためテカテカ光るクラストっぽいバーンのキックターンが怖かったとか。でも、下のほうは10cmほど乾いた雪が乗っておりそこそこまあまあ滑り易い。それにしても今年は故障者が多すぎる。


ノドへ



よっちゃん

(1:05)

一休さん



Funakiさん




 谷の絞狭部分に流れデブリがあり、その脇を軽快にすり抜ける。しばらくすると、谷を埋め尽くす押し出しブロックに阻まれる。滑るのは難しそうでスキーを手に持ちブロック帯を無難に通過する。よっちゃんはブロック上を強引に滑っていた。あとから来た別の二人組はブロックを避け右側のほぼ垂直壁をキックターンで綺麗に滑り降りていた。んーさすがだ、次元が違う。どうやら谷川周辺の谷にはエクストリーム系のハイレベルなスキーヤーしか来ないようだ。あんな曲芸みたいなスキーはまず不可能。きっとあの手の人たちは雪崩の最中でも平気で滑ってしまうんだろうな。私など何をやるにも平均点以下だしスキーの上手い人はつくづく凄いなーと感心してしまうのだ。でも、山スキーはクロワールレベルがスタンダード。ゲレンデの延長と舐めてかかると痛い目に遭う。

かっきー



きむっち



ガラガラと流れるブロック

(1:24)

もうすぐ湯檜曽合流

(1:09)


 時々小さな雪崩があるので周りを観察しながら進む。ブロック帯を抜けしばらくで湯檜曽川合流である。湯檜曽川沿いをトレイルウォーク。20分ほど歩くと、キャンプやスノートレッキングなどを楽しむビーパルな人々を見かけるようになる。林道との段差を滑り台にして遊ぶ男女20人ぐらいの若者グループが楽しそうだった。おじさんもたまにはキャピキャピしてみたい。

ブロックの河

(0:48)






 2日間の締めは、沼田駅前「やまびこ」のとんかつだ。おやじさんは我々の顔眺め「普通でいいな」と呟く。実は、若くて食べそうな人たちが来ると自動的にワンゲル盛り(ごはん山盛り)になるという数十年の伝統がある。きむっちが学生のころ、店に入ると有無も言わさずとんかつ定食が出てきたそうだ。ちゃんとメニューを見て山渓定食を注文できたのはずっと後のことだったとか。それにしても相変わらず手強いとんかつだ。半端ない厚み。あめやんときむっちは山渓定食を食べた。残しては失礼かと全員が無理矢理に完食する。ご馳走様でした、美味かったよ!さあーお腹もいっぱいになったし運転はさぞかし眠いだろう。




 ということで、山もスキーもお腹も満腹、充実の二日間であった。よっちゃん企画は楽しいね。一緒に遊びたい人はよっちゃんまでメールしてね。

スライドショー


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