金山岩スキー

2008年1月27日(日)岐阜県飛騨乗鞍平湯温泉金山岩(かなやまいわ)
金山岩〜わさび谷尾根
ケモ氏 きむっち よっちゃん OBAさん たかやん 大ちゃん



 今朝は6時に起床する。よく晴れわたり冷え込む朝だった。昨夜のOBAさんおでん出汁がさらに旨い。今日は予定を変更し、午前中に輝山南面を滑って早めの帰路に着く予定である。そのつもりで昨夜はがんがん呑んだのだ。ところが、届けを出した山と違う山に登るのはマズイという人がいて、渋々本来予定の金山岩山に行くことになった。よっちゃんたかやんはもちろんヤル気満々だが関東組の3名はげっそり。OBAさんもやや絶句。MATさんあめやんは今日は滑らず帰るらしい。ケモ氏は「俺らも帰ろうか・・・」と朝からそればかり言っていた。よっちゃんは「午前中に降りてこれるでしょう」といつもの適当だ。こんなヨレヨレでどうやって午前中に降りるつもりだろうか。


スキー場上部からのスタート




平坦なやせ尾根が続く






 昨日、スキーブーツが壊れ(バント切れる)インナーも破けてしまったヤル気ゼロのケモ氏。朝からあれこれモタモタ準備もまるでやる気なし。終いには出発前のスキー場個室に篭城。よっちゃんらはすでにリフトで上がりスタートしている。朝一番ならリフトに乗らずとも自力スタートできるのだが・・・。もう9時にもなろうかというころ、嫌がるケモ氏をなんとかリフトまで誘導する。リフトから遠望する平湯大滝はすばらしい氷のオブジェと化していた。リフトを降りてもケモ氏はのんびりシール付け。まあーケモ氏とは差を付けて出発しないとすぐに追い抜かれるから。







 平湯温泉スキー場上部から尾根を辿る。尾根は上がったり下がったりで変化がある。暫くして左側がすっぱり切れたやせ尾根状になる。しかし相変わらずアップダウンが多い。どこまで行っても尾根は上がったり下がったりのまま。まさかこの尾根をすべるのか?これではどう考えてもシールの脱着が面倒だ。どこか滑りやすい谷は無いのか・・・そんなことをたかやんと話しながら歩いてゆく。昨夜の酒が抜けたようでだんだん体が楽になってゆく。やがて先行のよっちゃんきむっちに追いつく。なんでもトレースは途中で引き返し、ここからはまっさらのラッセルだそうだ。ラッセルに餓えたよっちゃんが、まるで獲物に食つく獣のよう雪煙を上げてゆく。目が血走り「あうあう・・・」と雄叫びを上げながら。我々はよっちゃんからラッセルの悦楽を奪ってはならない。それがネットスキーサークルの暗黙の掟なのである。たぶん・・・

名の通り岩山のようだ



(MOVEI重くて見れない人はこちら


向こうは乗鞍岳






 やがて尾根は森林限界となり広くなる。よっちゃんきむ組は左へ、ケモケモは右へ。ケモ氏は相変わらず他人のトレースを行きたくない人だ。金山岩へのツメはアイゼン付けて軽快に。しかし心肺機能と精神状態のおかしい私は、他人が見れば異常なほど呼吸数が多く、たかやんにはストーカー呼ばわり。

踊るケモ






 頂上には、今日もラッセルをやっつけそこそこ充実したよっちゃんが待っていた。私が頂上に着くと丁度雲が湧き出て展望が消える。5分遅かった。よっちゃんの話では、乗鞍〜十石山が全露出していたそうだ。二日酔いぎみのOBAさんもお疲れ様でした。きむっちは今日も地味だねー。

金山岩(2532m)記念撮影の様子









 さて、問題はどこをすべり降りるのかだ。来た尾根はあまりにアップダウンが多く全員が却下。一個横のワサビ谷沿いの尾根が良いということに決まる。スキーを履いていると別の二人組みが上がってきた。結構知られたコースなのか。最初は十石山側へ右に右にトラバース。すると、昨日のものだろうか滑降トレースと交差する。しかしそこは今にも雪崩れそうな吹き溜まりの斜面。さらに右の尾根に移動すると、そこには予想外の登高トレースがあった。ラッキー!これを辿れば迷わずに下山できると安心する。ケモ氏は一個隣の尾根をすべるが、やがてこちら側にトラバース。ほんとうは谷を滑りたいに違いないが。








(MOVEI重くて見れない人はこちら


 やけに急斜面だった。部分的には滑りやすい広い面が出るのだが、密樹林を交わして滑らなくてはならないためケモ氏の180cmの板ではあきらかに辛い。短く幅広の板が快適だろうか。OBAさんはさすがにツリーラン慣れしていて滑りもフォームも安定している。雪崩れそうな場所の横断では一人ずつ進む。たまにバキっとかゴンという雪の割れるう音がするのでドキッとする。ようやく急斜面が終ったと思ったら今度は超平坦。スキーが止まっては歩いてまた止まっては歩いてというのを繰り返す。ちょっとうんざりしたころで林道に出た。国道158号である。安房トンネルが出来る前は、この林道が主幹道路だったらしい。最初は傾斜のなかった林道もだんだんと傾斜がでてそこそこ滑れるようになる。すると、右の違う山からのトレースと合流する。そして最後は安房トンネル入口へ向け林道から笹藪斜面へドロップ。ここが一番まともに滑れた斜面だったかもしれない。クロスカントリー競技コースに出てスキーは終了。お疲れ様でじた。ここから平湯温泉スキー場まで誰かが車を取りに戻らなくてはならない。結局成り行きで、またよっちゃんケモ氏にお願いすることになった。何から何までほんと申し訳ない。







ようやく平湯温泉が見えた







 二日間のスキーは終わり帰路に着く。ひらゆの森で疲労を和らげ、松本IC手前の店長怒鳴るがアルバイト全員店長無視の回転寿司に閉口し、気を取り直して入った蕎麦屋は満員で、信州サーモンの泳ぐ居酒屋で食事を済ませる。松本ICで行く方向を間違え「東京方面」と書かれた中央道にうっかり入ってしまう。確かにケモ氏一人なら中央でよいのだが、きむっち下車のためUターンし関越方向へ。所沢ICから100km圏内割引の下仁田ICで一旦下車。ららん藤岡できむっちを下ろし途中のSAで給油する。だが、やけに給油と支払いが早かったので「ほんとに今給油した?」と半信半疑で車を走らせガソリンメーターを凝視。金は払ったがガソリンが入ってないでは冗談にもならない。しばらく走っても一向にメーターが上がる気配はない。「これマジで給油し忘れじゃないの」と心配になり、JAFに入っているかだのあと何キロ走れるかだのと大騒ぎになる。そろそろガス欠やばいと覚悟を決めたころにようやくメーターがピっと上がる。なんて鈍感なガソリンメーターなんだ。



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