明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願い致します





鬼よ
笑うな
夢といっしょに
三年日誌を
購う

  大友 誠三 今年もひとり
ふえました
にぎやかに
家族そろって
正月写真

  橋本 春枝 朝の風が
頬を撫でる
悠久の一瞬
いく年くる年
穏やかに

  ちかこ 
辛い北風に
耐えていよう
もうすぐ
足元に ほら
春が咲くから

  小堀新一郎
2008年
境内に
みなぎる
空気も
すがすがしい
初春

  古田部八重子
埃をはらって
読み返す
花の詩画集
心のほこりも
はらうように

  水竹 圭一 語り継がれた
この国の心根 細り
「格」外されゆく寂寥
黄昏に沸れ
夜明けの反逆

  渡辺 一男 埋火も
熾り出す
子供等の
カルタ取りの
声

  鮎澤美恵子
水平線が
オレンジ色に
染まる時
胸の底から
風船が上がる

  橋本 隆子
老樹に達した
いま
我を支え得るもの
自らと
元日の朝

  森 富枝
空はグレーの帽子
山は
白いマントを羽織る
時間よ
たおやかに過ぎてと

  沼田ケイ子
くる年に
前向きに生きるを
誓いて
胸の高鳴り
初日待つ

  久野ミヨ子 色も音もない
月面の
向こうから
われらが
水惑星のぼる

  ふじうちあきこ


*こちらは「いわき民報」2008年1月1日号新春詠草に掲載された作品です


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