bike touring
| ■宮古島 沖縄随一の海岸美 202km 2004/5/16 SUN |

走行Log(一応時計回り)
宮古島空港にもうすぐ到着しようとするとき、飛行機の窓から島を眺めると、山が無くて平地ばかりだ。どうりでトライアスロンが盛んに行われているわけだ。見所は海岸美に尽きるが、果たして天候は。
先島地方はこの時期、梅雨のため予報は曇り。
「頼む!」っと、お願いしていた日曜日の晴天に喜び、宮古島のすべてを観て見ようと、スズキのスクーター「AXIS90」をレンタルした。
平良市のサーウエスト宮古島でバイクを受け取り、西平安名崎へ向けて幹線道を避け、海岸沿いの農道を時速40`で民家やサトウキビ畑を横目で見ながら進んでいった。

砂山ビーチ入り口
農道の終点に駐車場があり、そこら砂の小高い丘を越えると文字通りの「砂山ビーチ」が開けてくる。はじめて見るサンゴと白い砂が織り成す美しい海岸に思わず飛び込みたくなるが、先は長いと言い聞かせ膝まで漬かって気分だけ楽しむ。

白い砂とサンゴが透けて見える
9時を少し回ったころで、3名の観光客がやってきた。吹き抜けの洞窟や、自然に侵食して足元が削られた岩などを記念撮影をしていた。

去りがたくもう一枚

白いパウダー状の砂は濡れた足にもまとわりつかない
しばし、ヤドカリとの記念撮影と足海水浴を楽しんだ後、小高い白い丘を戻っていった。すれ違いざまに海水浴にきたグループとであった。羨ましいー。

波穏やか太陽サンサン言うことなし
北へと進んでいきながら海岸が見えると、あまりの美しさから何枚も写真を撮りまくり、途中で電池切れするんじゃないかと考えながら宮古島最先端の西平安名崎までやってきた。

最後の羽無し風車
遠目に見ると白い大きな柱が目に映る。しかし、近づくにつれそれが動かない風車だと分り、修理中で羽をとられたか、格納中なのか案内版を見るまでは、その理由が分からなかった。
数年前の訪問時に風車が並んで稼動していたのを見たときは、しっかりと風景に溶け込み、クルックルっと回るプロペラに自然の力が吹いているんだと、岬に立つ人類の英知を感じたが・・・。
一本の羽無し風車は、昨年の台風14号にてぶっとばされた残骸の一つだそうで、研究のため今年5月(今だ)まで残しているそうな。
一基2億円の建設費と発電されたであろう電力代や損害賠償などで、電力会社は多大な被害を蒙ったと謳っている。
曰く設計はデンマークやスエーデン、ドイツなどで、風速60m/sには絶えられるが台風の風速80m/sには無理だったと。
電柱800本以上、船は丘へ、魚は屋上へ、車は車の上へとものすごかったと言うことです。まだまだ見たいと言う人はこちら

西平安名崎(にしへんなざき)
西平安名崎へ通じる農道脇に宮古馬が大切に飼われている。触って見ると短い毛の手触りが新鮮で手触り良く「毛並みがいい」とはこの事か、と競馬中継で馬のブラッシングを思い浮かべた。
この馬は繊細な性格のせいだろうか、ちょうど食事中で全く相手にされなかった。

池間大橋

池間島へ向かう大橋
数年前に来たときはレンタカーで島を回り、この池間島大橋も風力発電の風車と綺麗な海に感激しながらこの橋を渡ったことが記憶に残っている。今回はバイクの機動性を生かし、橋の手前のパーキングや橋の中央で写真を撮影できて違った角度から見ることが出来た。

池間島大橋中央部の船道
スクーターのガソリンタンク容量が約5リットルと小さいため、島を一周することは出来ない。日曜日と言うこともあり、平良市以外はGSが空いていなため速めに平良市に帰り補給をする。レンタルではあと1,000円プラスで250のスクーターがあったので、そちらにしとけば計画通りのルートをたどれただろうに残念だ。
平良市に戻ったついでに平良港近くにある観光名所の「人頭税石」に立ち寄った。石の高さは143cmでこの石の背丈を越える男女は税金を納めることになる。はじめは「人面魚」の類で、人の頭に似た奇石かと思っていたぞ。
今度は、西へ進路を取り西平安名崎を目指し南の海岸線を岬に向かって進んでいった。

来間大橋(くりまおおはし)
前浜ビーチの左端にある少し突き出た桟橋では、学生がそのままの服装で飛び込んだりして、輝く海に魅せられて海水浴を楽しんでいた。覗いて見ると砂浜の白さがクッキリと現れて、透明な海水に今でも飛び込みたくなる衝動に掻き立てられる。自転車でツーリングしていたなら間違いなく飛び込んでいただろうに。
前回来た時は曇り空の中、ここでウェイクボードをやったのを思い出した。立ち上がれるようになるまで何度も海面に突っ込み、15分ほどやってやっと立てるようになった。その代償に、仕事に差し控えるほど握力が無くなった。

前浜ビーチ
前浜ビーチは宮古島でも最も美しい「東洋一の白い砂浜」と呼ばれる海岸で、対岸に来間島があるため波穏やかで綺麗だ。

来間島のバナナ
来間島はサトウキビ畑の農業の島で、「来間大橋」は1995年3月に宮古島とを結ぶ日本一長〜い農道橋1,690mとして完成した。この橋の完成以前は過疎に悩みサトウキビも少量ずつ船で運んでいたそうな。完成後は若者も島に戻り、作物も大量に簡単に輸送できるようになったことから来間島の民にとってかけがえのない橋になっている。

来間島の長間浜
島に張り巡らされた農道を進むと所々に海岸へ出る道があり、海岸の小さなビーチは誰も居らず、さしずめ一番風呂に出くわしたような感じがして、パンツを脱いで入りたくなる衝動に駆られる。

宮古島には多くの蝶が舞っていた
この時期だけかも知れないが、宮古島には多くの蝶が舞い、その気になれば素手で捕らえることが出来るまで近づけて無警戒だ。宮古に沢山いるので「みやこ蝶々」はこれから名前を得たのかも知れないなど、新説を唱えるのであった。

来間島の竜宮城展望台

いたるところに立つおまわり人形
宮古島には人形のおまわりが多い。現れた数だけでも10体はあるはずで、本物の警察官は小学生に自転車の教習を付けていた1名だけだった。その効果を地元の人に尋ねると「信号の無い交差点で優先順位が分からず、出会いがしらの事故が多いため」なんだそうだ。
荷川取漁港の「うみんちゅ」で昼食を取ろうと思っていたが、店に入り辛く断念し、レンタカー屋の主人にそばの旨いところを教えてもらい東平安名崎へ向途中に寄ることにした。その丸吉食堂に行くつもりが、名前をきっちり聞いていなかったので此処じゃないかとレストハウス風のシギラに入ってしまった。そばもあるが、時間が遅くなり空腹状体なので「そば定食」を注文した。そばには「宮古そば」以外にオリジナルの「もずくそば」(写真は大)もあり、お勧めのもずくそば定食(ステーキ)を注文した。
後で此処が教えてもらったとこじゃないと分かったのだが、幸いにもこの「もずくそば」は大変美味しくて、10食以上食べたそばの中でNO.1をあげたい。次回は丸吉食堂へ。

東平安名崎へ向かうライン
東平安名崎へ向かうルートは西とはまた違った顔を持っている。看板の平安名崎までの距離数が減っ行くに伴い、はじめは小さく映っている灯台が段々と大きくなりはじめ、民家も無くなり、灯台までの横道の無い一本道に導かれ自然に灯台まで近づく様は面白い。今回で3度目で有るので距離感は短く感じたが、初めての訪問者はさぞ遠くに感じることだろう。

平安名崎左下の保良漁港
平安名崎の駐車場から左に折れると「保良漁港」がある。何の変哲も無い漁港であるが、その海の綺麗さは並みの漁港ではない。堤防の奥の奥まで海は青くて、普通の油浮く漁港の面影は無い。沖では潮の流れが速く浅瀬との水道でなにやら大物が釣れる予感がし、浅瀬ではもずくの畑が多く見られた。
過去2度の訪問した灯台であるが、登った記憶が無く何時頃から中に入れるようになったかを聞いたところ、7年前からだと言う?
受付に150円を支払って階段97段を登ると360度(動画)の見晴らしが出来る展望台が現れる。非常に壮観で素晴らしい。後から登ってくる観光客たちも、それぞれが「ワ〜」「ヤー」「綺麗!」と歓喜の声を上げていた。一人旅の女性が上がって来たが、声が出ずともおいらには確かに聞こえていた。
灯台を降りてフェンスのある先まで行くと、数メートルは水深が有るにも拘らず、ものすごい透明度でサンゴや色とりどりの魚が見える。

東平安名崎の澄んだ潮
波で盛り上がった海水がレンズや蜃気楼のようにサンゴを歪める現象が面白く見とれていた。動画どうぞ

宮古島はトライアスロンの聖地

旧家「石敢當(せきがんとう)」が張られている
平安名崎を後にして県道83号線を北へ進むがガソリンが無くなってきた。再び平良市まで戻り給油するも同じ道は面白くなく戻れない。パイナガマビーチを経て久松漁港まで農道などを通って進むが市街地化が進み海も濁っていたので残念だ。

沖縄のおはか
八重山諸島の竹富島のような古い建物はないかと探したが、宮古には見当たらずそれらしき旧家とお墓を撮影して再び東平安名崎へ向かった。

宮古島の道路はこんな感じ
昼食のそば屋へ行くため海岸沿いの道から外れたので、まだ七又海岸を見ていない。17時をまわるがまだ太陽は高い位置にある。7時までにはバイクを返却する予定なので戻る方向に進路を取って流した。

ムイガー断崖展望台から東平安名崎を望む
海岸沿いの県道235号を進んでいくと「ムイガー断崖」展望台へと続く横道が現れた。砂利道を数十メートル進むと広場があり2台車が止まっていた。展望台へ続く階段を登っていき頂上へ達するが、挨拶しようと思っても誰もいない?
一体何処へ消えたのか。先へ行く道を探したがどこにも見当たらない。
一人で壮大なる景色を堪能し広場へ戻るも、無人の車がポツンと有るだけで人の気配はない。
引き返していきながら湧き水の案内棒があるので崖っぷちまで腰を引いて真下を覗いてみると、アレーあんなところに人が!
いったいどうやって降りて行ったんだろうか?ルートを探すも見つからず、辛うじて降りられるのはまさに崖っぷちの急勾配だぞ。しかも今から竿を伸ばしているところをみると暗くなるまでの2時間が勝負のようだが、釣り人の根性には恐れ入る。
6時にレンタバイクを返却し旅館まで送ってもらい、八城旅館から一番近い居酒屋の海鮮酒家 中山で泡盛と郷土料理を堪能した。8時まで生ビールが250円で旅館の割引券があると一杯は無料となる。島歌が流れる中、メニューは豊富で、特にカツオの刺身は「日本一新鮮なカツオ刺」と豪語するほど柔らかくて美味しい。「九州・沖縄・味100選店」にも選ばれているほか、ゴーヤチャンブルが420円などと料金も安く設定されていて迷ったときにはお勧めの居酒屋だ。

お世話になった平良市のビジネス旅館(朝食付き4,500円)
八城旅館の朝食は美味しいと評判で、ボリュームは少し足らないがこれからレジャーをするにはちょうど良い程度の朝食だ。今回泊まった全ての旅館に言えることだが、どこもご飯が白く炊き立てで美味しかったのが印象的だ。旅人に対し思いやりの表れだろう。

猪俣のペンション「ゆくい」(食事つき6,000円泡盛無料)
西平安名崎近くにある猪俣地区にゲストハウス「ゆくい」があり、今回初めてお世話になった。気さくなママ(るみネー)や誰にでも優しいバウがもてなしてくれて、ダイビングやフィッシングのポイントも数多くステイハウスとして長期滞在者も多い。夕食後は近所の「うみんちゅ」や「おばさんネーさん」がやってきて泡盛で「オトーリ」が始まり軽く一升が空いていく。ご注意を!
天候は100%の出来で、一日ずれていてもこの好天は拝めずラッキーだった。下調べも全くせずとも7分程度は回れてよかったと思う。あとは伊良部島が残してあるし、今度は海をみたら飛び込むぞ!
追伸:泡盛はほどほどに・・・(@_@;)