読書感想 『介護漫才』貝谷嘉洋
2009年 11月 01日
最近読んだ本。
『介護漫才~筋ジストロフィー青年と新人ヘルパーの7年間~』
貝谷嘉洋/著
副題を読むと、なんだか愛と青春と苦悩と涙の物語のようにも感じますが、
この本はごくごく普通の日常を、読みやすい文章で綴った新書です。
当たり前のことなんだけど、重い障がいがある人だって、
私達と同じ普通の日常をすごしているんだって、
気づかせてくれます。
著者である貝谷さんは筋ジストロフィーのために、
14歳で自力歩行不能に。でもそこからがすごい!
単身留学したり、政策秘書になったり、
ジョイスティック車でアメリカ一周したり、
NPO法人を設立したり。
進行性の病気なので現在は日常生活の大部分、
(食事から移動、トイレに至るまで)に介助が必要なのですが、
音楽コンテストを主催したり、公演を行ったり、
とにかく行動派なのです。
障がいがあったって、半寝たきりだったって、
これだけのことが出来るというのは、
驚きと共に大きな希望を貰った気がします。
もちろん、貝谷さんのように行動するには、
金銭面も含め色々条件がそろう必要があるけれど、
逆に条件さえそろえば、これだけのことができるんだ!って。
お年よりや障がいのある人が、なるべく不自由なく暮らせる社会を作るのは、
決して当事者のためだけではなく、いつ自分もそうなるか
わからないその他の人々の希望にもなるんですね。
ちなみにこの本に登場するヘルパーさんのあだ名が「あゆさん」
私も近しい人には「あゆさん」と呼ばれているので、
ちょっと親近感。
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