シンチレーションの影響

シンチレーション シンチレーションとは大気の揺らぎのことです。地球上からの天体観測を「川底からバードウォッチングするようなものだ!」と言うことが良くあります。地球には大気があり、その微妙な揺らぎを川の水の流れにたとえたうまい説明だと思います。シンチレーションは惑星の見え方を大きく左右するファクターです。「シュミットカセグレンは良く見えない!」と感じる最も大きな原因だと私は思います。シュミットカセグレンは大口径で、大口径望遠鏡ほどシンチレーションの影響を大きく受けるからです。移動性高気圧が東に抜けて天気の崩れる前や、太平洋高気圧が腰を据える真夏は良いシンチレーションになることが多いです。1日のうちでは夜半後、特に夜明け前に良好なシンチレーションとなります。

シンチレーション判別方法

判別方法 シンチレーションは恒星像からある程度判断できます。明るい恒星を導入して倍率を高くしてみましょう。倍率は口径1cmあたり10倍以上(口径20cmならば200倍以上)にします。導入後ピントをボカします。そうすると左のような円盤像が認められるはずです。中央の黒い影は副鏡によるものです。円盤像の中にリングをたくさん見ることができます。このリングがコントラスト良く見える程、シンチレーションは良好であると言えます。コントラストが悪かったりリングが確認できない場合は、シンチレーションは悪いと判断できます。

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