|
| 望遠鏡の性能の1つに分解能があります。これは接近した2つの点光源を2つとして認識できる能力です。極めて気流の安定した夜に高倍率で恒星像を観察すると、中心の円盤像(エアリディスク)に回折リングが幾重にも取り巻いている様子を見ることができます。2つの点光源は2つのエアリディスクを作りますが、分解能はこの2つのエアリディスクが重ならない限界値、つまりエアリディスクの直径として定義できます。エアリディスクの直径は光源の波長と対物レンズ(あるいは主鏡)の口径により決定します。 |
| 接近した等光の重星は、望遠鏡の分解能を調べるテストとして用いられます。左に比較的光度差の無く、また離角変化も小さい重星リストを掲載しました(離角は2002年における予想値)。テスト星にチャレンジする場合には、気流が安定していることが極めて重要です。特に口径20cm以上の対象の場合、分離できるチャンスは年に数日しかありません。 |