スイフト・タットル彗星
スイフト・タットル彗星は有名なペルセウス座流星群をもたらしてくれる彗星です。135年周期で太陽の周りを回っています。流星(流れ星)の正体は、彗星や小惑星が地球の公転軌道上にばらまいたチリなのです。このチリが地球に落下する際の運動エネルギーが空気の分子に作用し明るく光るのです。彗星が放出するチリの量は、彗星が太陽に接近すると急激に増加します。このため、彗星本体の前後には放出されたチリがたくさんあるのです。つまり、彗星が太陽に接近する数年間は流星の大出現する可能性が高いのです。
スイフト・タットル彗星は1862年アメリカのスイフト氏とタットル氏により発見されました。マースデン氏は、この彗星が1982年あるいは1992年に太陽に再び接近すると予測しました。1982年に発見されなかったことから1992年説がクローズアップされていた矢先、1991年の夏世界各地でペルセウス座流星群が大出現したのです。まぎれもなくそれはスイフト・タットル彗星が太陽に接近してくる前兆だったのです。
1992年9月26日18時10分(世界時)、長野県在住の木内鶴彦氏はおおぐま座に11.5等級の彗星状天体を発見しました。そう、これこそが世界中の彗星ハンターが探し求めていたスイフト・タットル彗星だったのです。数年後に超巨大彗星がたて続けにやって来ることを知らなかった当時の天文マニアは、久々の大きな彗星に興奮したものでした。
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