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2001年11月19日午前3時(日本時間)前後、しし座流星群は日本各地に大流星雨を見せてくれました。 日食や月食などの天文現象と異なり、流星雨の発生の正確な予報は1998年まで不可能とされていました。これは彗星が放出したダストがどのような密度で軌道上に分布するかシミュレーションすることができないと考えられていたからです。 ところがイギリスの天文学者Asher博士はこの通説にチャレンジし、新たなモデルを生み出しました。それはしし座流星群のように比較的若い流星群の場合、彗星から放出されたダストは軌道上のある部分に集合しているというものです。そして、博士の計算どうり1999年地中海近辺で大流星雨が発生し、このモデルは検証されました。 McNaught博士と共同でシミュレーションした結果、2001年11月19日午前2時31分と3時19分(いずれも日本時間)、テンペル・タットル彗星がそれぞれ1699年、1866年に放出したダストのかたまりに地球が突入することが分かりました。そう、しし座大流星雨の予報が出たのです。そしてほぼ予想どうりの時刻に、世紀の大流星雨が発生しました。 |
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私は、長野県のしらびそ高原でこの素晴らしい天文ショーを堪能しました。天空の1/4程度の範囲でさえ10秒間に20個もの流星が流れたこともありました。画像は午前1時34分〜5時15分に撮影した32枚の写真を合成・処理したもので約150個の流星が写っています。しし座の1点(放射点)から流星が四方八方に放射していることがはっきり分かります。 彗星回帰から3年も経過したこの年、従来考えられていたしし座流星群の極大日(11月17日)の2日後であるこの日、そして月曜の夜明け前であるこの時・・・・、もしAsher博士の研究発表が数年遅れていたら、いったい何人の人がこの感動を味わえたことでしょうか?快晴に恵まれたこと、この日が新月に近かったこと、最も好条件である日本に生まれたこと、そしてAsher博士に対して感謝したい気持ちでいっぱいです。 | |