昼間の金星撮影における注意点

天体写真撮影は通常夜行われます。昼間の金星撮影は通常の天体写真では考えられなかったようなことが起こります。特に次の2つが重要ですので、金星撮影の時には注意しましょう。

望遠鏡は日陰に設置しよう

日陰 惑星をシャープに撮影するためにはシンチレーションの良好なことがが重要です。また、望遠鏡内部の空気(筒内気流)が安定していることもそれと同じくらい重要です。
シュミットカセグレンのような大口径望遠鏡では、筒内気流の問題がクローズアップされますが、小口径屈折望遠鏡ではこの問題は無視できました。しかし昼間は望遠鏡が太陽熱に照射されるため、小口径屈折望遠鏡でも筒内気流が発生します。
金星を撮影する場合には、望遠鏡全体が日陰に位置するようにあらかじめ設置場所を配慮する必要があります。設置場所周辺も日陰になるようにした方がベターです。地面からの上昇気流の影響を緩和できるからです。

ファインダーはテープで遮光しよう

tape ファインダーからカメラ内への光の侵入を防ぐシャッター機能が装着されていないカメラの場合、ファインダーをテープ等で覆い遮光する必要があります。これを怠るとフィルムの一部に不快なカブリを生じてしまい、せっかくシャープに写っても醜いショットになってしまいます。
筒先開閉による露光では、シャッタースピードをバルブにして、振動がおさまったころを見計らって遮光板を開閉し、シャッターを閉じます。このため10秒程度の時間、ファインダーからカメラ内へ光が侵入してくる可能性があり、これを防止するのです。

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