国際結婚奮闘記

5.恐怖の家事分担篇

4年も経つと、今では暗黙の内に労働分担が確立されました。
上海妻の家事分担
1. 食事作りは是が非でもやって貰いたいと常々思っているが、本人が髪を毟るが如く悩むので、あまり強くは言えません。     
食事の支度は週5回晩餐のみ、2回は外食。朝は自分で煎れるコーヒーと食パンをかじる。
昼はホカホカ弁当を買って来るか、即席ラーメンの陣容。   
私は自慢じゃ有りませんが、ホカホカ弁当のメニューは全部知っています。   
料理の内容でありますが、レパートリーは決して多くありません。でも、ひたむきに料理本を見ながら調理する姿は、それでも偉大なる進歩です。   
大半がスーパーの出来合いのお惣菜を買って来て並べるだけの時期から較べれば、雲泥の差なのです。実は・・・・・・・・これだけでも嬉しいのです。   
人間、日頃感謝を忘れてしまいそうな当たり前の事を、感謝出来るようにしてくれた愛妻に感謝しています。  
毎日の夕餉のメニューを考えるのが面倒なのか?決まって電話を掛けてきて、「何食べた〜〜い」
・・・・・・それを聞く度に私は背筋に冷たいものが流れます。   
味噌汁などは本人の名誉の為に敢えて云わせていただきますが、最初中華風味噌汁だったのが、たゆまぬ努力といい加減な味付けで奇跡的にも和風味に成ってきた事は、賞賛に値するほどであります。   
女房の明晰な頭脳の分析では、毎日つまらない事で悩むくらいなら外食にしたほうが、精神衛生上も経済的にも合理的だそうです。

2. 洗濯は基本的には着る物がなくなるまでヤリません。
ニ人分なのでその方が合理的なの
だそうです。ですからいよいよ着る物がなくなると雨模様でも決行し、外に干せなければ乾燥機に働いてもらいます。
晴天の日でも、寝起きが遅いのでいきおい干すのは午後陽が翳ってからになるので、そのままオールナイトで干しっぱなしも毎度の事です。
最初、洗って綺麗にするんだからと、何でも構わず洗濯機にブチ込んでいた。
フェイスタオルと靴下、食器布巾と雑巾、気に入っていた真っ白のラコステのゴルフシャツと新聞の勧誘に貰った安物の赤いタオル、見事にシャツはピンクに染まってしまった。
普通そうはしないんじゃないかァ〜・・・・・・・・
お蔭様で最近はさすがに失敗は少なく成りましたが、でもホント、やってくれるだけ有り難いですヨ。


我が家の財布独断完全管理
これは良い役である。これがあるから尚、自由奔放に拍車がかかる。   
最近は東京だけにとどまらず、上海でも完全に財政は掌握されている。   
自分の買い物は思いきり良くスパッと買うが、私の物は例え安物でも却下される。
血液型がA型だから人間性は固いと睨んではいるが、チョト心配。   
いや、一旦信頼して任せたのだから何も言うことは無い。・・・・これからも?

我慢亭主の家事分担
1. 掃除全般〜トイレ、浴室、室内、階段、厨房流し及びコンロ台、暮れの窓拭きetc
家内はかなり進んだ近眼なので、埃や塵、夥しく抜けた髪の毛(私のではない)等が見えない。
いや装っているだけかも知れないが、大して気にしていない。
従って妻の自発的な行動を期待していたら、友人も呼べない。
1年に1〜2回掃除機でも持とうものなら、鬼の首でも取ったように「ここは私が掃除した」と騒ぎ捲くる。・・・・・・・あ〜〜わかった、わかった、よしよしである。

2. 食事の後の片付け及び洗い物andゴミ出し
妻は汚い物は見るのも嫌な潔癖症である・・・・・・・・何処が?
食事も作るだけで、後の残骸処理の役回りはこちらに廻ってくる。
「アリガトッ」と女王気取りだが・・・・・・・マッいいか!
寝起きが遅いから、当然ゴミの回収時間に間に合わない。それで仕方なく私がヤル。
4年にもなるのに、ゴミ集積場所もおそらく知らないだろうし、何曜日にビニールで何曜日に生ゴミかなんぞ、関知する事ではないのだろう・・・・・・・きっと。

3. 植木の管理、労わり。
妻は《生きとし生ける物》を慈しむ感情が希薄と云うか、余裕がないと言うべきか、4年間
枯れそうになっていても植木に水をやる姿を見た事がない。
・・・・・・・・・・で、これも必然的に私の作業分担範囲に組み込まれる。

4. 4.日本語の添削指導
これが実にウルサイ。どうも日本独特の曖昧な表現や、は、が等接続詞の使い分けが納得出来ないらしく、
「なんで それが正しいのか理由を示せ」と、かなりシツコイ。
「三峡クルーズ行った時、ガイドに何でこの河は黄色いのか聞いただろう?返事は昔っからだといったでしょう。アナタの聞いている事も日本では昔っからなの!」と終いにはこうなる。

5. 5.諸々の修理義務
女房殿が愛用の自転車の空気圧やブレーキなど、時々気を配ってやらなければならない。本人は多少具合悪くても、壊れていても中国にいる気分で平気で乗っている。
確かに上海でお舅さんに貰った自転車は、ブレーキも片方しか効かずペタルも擦り切れて乗りにくかったが、ここは日本である。第一怪我でもしたら医者代が大変だァ。
その他、無神経に扱い、壊してしまった置物の瞬間接着修理など数多。

こう書き連ねていくと、やはり私の方が大分割を食っているような気がした。

6.夫と友人の呼び方へ続く・・・・

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