エジプト浪漫旅行

9.メンフィス・仁義なき戦い

 さて、いよいよエジプト浪漫旅行も最終日を迎えた。ナイル特急もAM7:00にはカイロ駅に着く。
夜がやっと明けた6時には、車掌が愛想を振り撒き上段ベッドをたたみに来た。
カミさんは水の出が極端に悪い専用洗面台で、器用に顔を洗っている。文句が出ないところを見ると、中国の列車旅を考えたら、こんな不便さぐらいなんでもないのだろう。
私は1車両毎の後部に左右1箇所づつ配置されているトイレに直行。。
運良く空きだったので、スンナリ入ってみると中は意外な驚き。洗面台まで付いていて、思ったより広い。
当たり前の話だが、トイレットペーパーだって燦然と設(しつら)えてある。しかもロールごとというのが泣かせるじゃありませんか。・・・・・ウン、ウン、これでこそ文化的な旅行と言えるのだ。
中国ではトイレットペーパーなど無いのが普通。有ってもすぐにロールごと持ち去られてしまう。
キリが無いから車掌も1度セットしたら、あとは知らぬ存ぜぬ知らん顔。悲しむべきか、それに慣れてしまっている私には、やはり新鮮な驚きとして映ったのであります。
「女房に教えてあげようか」車室と違って水量も排水の流れも問題なく、快適そのもの。
こりゃ、すっかり列車旅のファンになってしまいそうだ。
間もなく一人車掌の配膳で朝食が運ばれてきた。、寝起きのモーニングコーヒーは有難い。
「カイロに到着したら朝食を別の場所で食べ直すから、列車の朝食は無理して食べなくても良い」と、昨日添乗員から通達済み。この場はコーヒーとヨーグルトだけにとどめて置いた。
貧乏性の抜けないカミさんは、残った2人分のパンを当然のようにしっかりバッグに納めている。
そんなの持って行って、いつ食べるんだぁ〜
列車の朝食
列車の朝食サービス・・・・美味くはないが気分はイイ
鉄道カイロ駅
石造りの鉄道カイロ駅・・・・・ここも割りと小さい

 堅牢な石造りのカイロの駅舎が、朝陽に照りかえっている。
首都カイロの主要駅にしては小造りな印象。
ターバン姿の現地人ポーターは朝から緩慢な動きでイライラ。荷物の運搬をバスからジッと見て待つ。トットと自分達で運んだ方が早い気もするが、それは許されない。
周囲には、これ又自動小銃を肩に掛けた警官が、緊張感なく徘徊している。もうこちらも見慣れたせいか驚きはしないが、制服だけはイギリス統治の名残りかカッコ良かった。
トイレタイムを兼ねてピラミッドの見えるレストランで朝食。期待するほど大した内容ではない。
悠然とギザのピラミッドを見ながら啜ったコーヒーが、一味違った程度か。
制服姿の警官
制服凛々しい警察官・・・・ちょっと緊張感が足らない?
ピラミッドを見ながら朝食
ピラミッドを見ながら、贅沢な朝のコーヒーを啜る

 ホテルからそれほど遠くないダハシュールへ、赤のピラミッド、屈折ピラミッド見学に出発。
以前は軍用基地の中にあり、見学も侭ならなかったが、今は一般に開放されている。
間近に見たのは赤のピラミッドだけ。南方数キロ先に、屈折ピラミッドが蜃気楼のように浮かんでいたが、時間の都合でそこから眺めてお終い。
なぜ赤のピラミッドかというと、紀元前2600年前、スネフル王によって建てられた当初は、トゥラ産の赤味がかった石灰石で覆われていたそうである。
だが御多分に洩れず、長い歴史の間に大部分が持ち去られた。そういった輩は古今東西どこにも居る。
エジプト版追剥ぎみたいなもの・・・・・・・さぞかし相手が大きくて大変だったろう。
ギザのクフ王大ピラミッドに次ぐ大きさで、ほぼ160層の石を積み上げ、一辺の長さが219m、高さは4大ピラミッドの中で最も高く104mを誇っている。
片や砂漠の中からニョッキリ顔を覗かせている、遥か先の屈折ピラミッドは、赤のピラミッドとほぼ同時期にスネフェル王によって築かれた。その名の通り途中で大きく屈折しているのが特徴。
下部の急角度のまま積み上げると崩壊の恐れが生じたので、已む無く途中で設計変更をしたとも言われ、又建造中に王の死没か何かで、急遽完成を急ぐ必要があったなどの説が有力。
底辺部の1辺188m、高さ101m、化粧石も残っていて、独特の風貌に美しさを加えている。
写真撮ってもイイョ
エジプトや・・・・・そこのけそこのけラクダが通る
屈折ピラミッド
屈折ピラミッド・・・・地上最大の失敗作か?

 鴨がネギ背負って、おまけに鍋まで担いできた有難いお客。遠くから様子を窺いながら、舌舐(したなめず)りした警官がラクダに乗ってやって来た。
風景の写真を撮るのにも10ポンドが必要。ガイド氏に纏めて買ってもらったチケットの確認で来たらしいが、それは表向きの口実であろう。思惑を含んだ人懐っこい身振り手振りで、盛んに「写真を撮れ!」とゼスチュアを繰り返す。・・・・・・怪しい匂いを嗅ぎ取った女房が、大声で私の名を呼ぶ。
(どうにか何んないか、その呼び方!)と、いつも心の中で思う。
中国では“呼び捨て”が普通なので、以前は中国式に親愛の情を込めた“呼び捨て”だったが、さすが日本では奇異に映る事もシバシバ。
そこで説得の末、名前の下に“さん”を付けてもらう事にした。もう随分前の話だ。ところがどういう訳か名前とさんの間がひと呼吸の間が空く。ホンの一瞬なのだが、これが妙にチグハグな印象でバツが悪い。
どうにか直してもらいたいと、随分それだけ特別レッスンしたが、今はもう固まってしまったようだ。
どうやら「寄るな!離れろ!」と必死の合図を送っているようだ。
日本人はお人好し。ソレッとばかりに、嫌がるラクダの頭を撫でたり、ピラミッドをバックに警官と2ショットを決め込んだりで、時ならぬカメラシャッターの嵐。
シメシメと思わず警官の頬も緩む。一頻(ひとしき)り撮影が済んだ頃合を見計らって、徒歩の警官が手を出してモデル料の徴収を始めた。。悪びれた様子など微塵もナイ。
そうだろう、そうでなきゃ、わざわざラクダに乗ってくる訳がナイ。民間人が同じ事をすると取り締まるが、アレは自分達のショバを荒らされない為の権力行使だったのかぁ?・・・・・・
絨毯を作る少年
絨毯を織り上げるのは、目が良い子供が多かった
絨毯の展示販売
安いョ、どうだい1枚・・・トルコよりしつこくないのが救い

 次の見学地メンフィスに向かう途中、エジプト特産の絨毯を作る工場も、ついでに見学して行くと言う。
ガイド氏、込み上げてくる期待につい顔も綻ぶ。何がついでだ!これがメインじゃないのか!見学だけで済む筈がないのは知れた事だ。
もとより私らは買う気もないので時間の無駄だと言いたいが、ツアー旅行では致し方ない。
絨毯工場の中で一所懸命織り上げているのは、まだ年端もいかない子供達が多かった。
細かい柄を織る作業は、20歳を過ぎるともう目が上がってしまい、適さないという話には驚いた。

絨毯では、隣国トルコ旅行での忌まわしい記憶が甦ってくる。
喰い付いたら離れないマンツーマン方式の、猛烈な売り込み攻勢に全員タジタジだった。
お金がナイといえばカードでもOKと引き下がらないし、第一観光客の日本人が、お金が無いと言っても相手は全然信じてナイ。信じないのは勝手だが、私らは本当に持っていないのだから強い。
人間、手元にお金があれば、無駄なものでも買いたくなるものだ。これがよくない。
今までの経験から、海外旅行で高価なものを買わされて得をした事など、まずナイと言っていい。
クーリングオフだってないし、一旦帰国してしまえば、遥々文句を言いに戻って来る奴もいないだろうから、相手にとってこんなに有難い客はない。売ってしまえばこの世の春、後は野となれ山となれ!なのだ。
そんな事から私らは海外旅行の際、多額な現金は持ち歩かない。勿論、非常の場合を考えてカードは1枚持って行くが、これとて読み取られて勝手に使われたりする犯罪が後を絶たず、滅多に使用した事はない。

売り込みの猛襲を逃げ切ったのは、私らを含め数組だけ。あとは高い人で20数万円、安い人でも3〜4万円の絨毯を、宥め透かして半ば無理矢理買わされていた。
絨毯屋は中でも、絹で織り上げた物を盛んに勧めていた。いい物は素人目にも分かる。見る角度によって光沢が鮮やかに変わり、手触りもスベスベしていて申し分ない。
だがその分、溜息が出るほど高く、玄関マットでも15万円ほどで随分と値が張る。
これじゃぁ、恐れ多くてとても踏み付けなど出来そうもない。私などその上にカバーを掛けたくなってしまうだろう。買った人に聞いたら、壁に飾るのだと言っていた。エジプトの人が見たら、首を傾げるかも知れない。

それがエジプトでは約半値ほどで売っていた。
お仲間も、エジプトまで来る人は大概トルコにも行っているのか、その安さをヒソヒソと囁き合っている。
トルコで買わされてしまった人には、まったく気の毒、目の毒、耳の毒な話だ。
まぁツアー全員が素人の集団でもあるし、目が利かないのだから、本当に値打ちのあるものかどうかは定かではない。それでも周りで安い安いと言われると、俄然買う気になる御仁もいらっしゃるから面白い。
絹の玄関マット大の絨毯が約7万5千円。例のパピルスの絵を買ったおじさんが、又々思案顔を見せている。店側だってここで売らなきゃ沽券に関わる!「円だって良いから・・・」と声を枯らして必死の売り込み。
トルコほどしつこくなかった所為か、時間がなかったのか、他にお仲間内では買った人はいなかったようだ。
買う気はこのおじさん一人。皆さんそれで続々と周りに集まりだした。さぁ、おじさん後へは引けなくなった。
もうすっかり慣れたのか「3万円!3万円!」と叫びながら、指を3本立てて交渉開始。
私らはパピルスで一敗地に塗れているから、もう関わりは持ちたくないと静観の構え。
時間の制限もあって、結局5万円で話がついたようだった。
ウ〜ン・・・・・・これが高いか安いか?本物か偽物か?本人もあまり詮索しない方がハッピーだろう。
おじさん、「ちょっと待ってネ」と言いつつ、公衆の面前でやおらシャツを捲くり上げ、腹にしっかり括りつけられた胴巻きから現金を出した。
いや、ちっとも恥ずかしい事なんかないですョ。そのくらい気を付けて丁度いい。
ラムセス2世の巨像
中国の涅槃像より断然保存度は良好だ!
メンフィスのスフィンクス
こちらのスフィンクスは顔がしっかり有った

 今から約5000年前の初期王朝時代、嘗てここメンフィスに都があった。ナルメル王が初めて国土統一を行った時、当然のように権力を誇示した神殿もあった。
現在では遺跡のほとんどは崩壊しているが、神殿の南入口にあったと思われるスフィンクス全長8m、高さ4.25mが残っている。これは有名なギザのスフィンクスの原型で、エジプトで現存する一番保存度の高いスフィンクスとの話だった。
新王国時代に入り、何処でも顔を出す第18王朝のファラオ、ラムセス2世が改築を行っ折、石灰岩で自身の巨像も造らせた。左上の写真がそれだ。ラムセス2世の自己顕示欲は別にしても、当時の彫像の高度な技術には驚くべきものがある。

真っ直ぐ100mほどの広場を行って来いでは、仰々しく見学料を取る方が気が引けるのではないかと思うが、生活の掛かっている現地人にとって、そんな事は大きなお世話なんだろう。
念入りに見たつもりでも、30分と掛からず終了。これからランチのレストランまで暫く走るから、必ずトイレを済ませて置くようにと、ガイド氏、声を大にしてお願いの指示をした。

 トイレは、先ほど見た寝姿巨像の展示館裏にあった。
入口付近に現地女性が数人屯している。これまでにも幾度となく体験させられたチップの強要らしいが、今日の面々は特別気合が入っているようにも見える。
基本的には施設にあるトイレは無料なのだが、さも決まり事のように堂々と手を出す。
それは申し訳程度にくれる数枚のトイレットペーパーの代金か、そのサービス代とも受け取れるが、「サッサと出せ!」式に当たり前の顔をされると、私ら夫婦の悪い癖で反撥したくなる。
値段は決まっていない。お人好し丸出しで「幾ら?」なんて聞けば、1エジプトポンド(22円)くらいは平気で言われるだろう。ガイド氏の話では「気持ちがあれば、25ピアストル(6円)上げてください」・・・・・・らしい。
エジプトでは25ピアストル以下は、札も硬貨も補助通貨である。
よほど小まめに安いお土産でも買ってお釣りでも貰わなきゃ、手元になんぞ回って来ない。それでも切迫している人は背に腹はかえられないから、仕方なく1エジプトポンド払ってしまう。
まれに3人、4人と束になって、1エジプトポンドを払う自衛策のお仲間もいるが、事は22円。情け深い中年日本人は、概ね気前良く1エジプトポンド払っていた。。
どちらにしても大した額ではないから、どっちでもいい話だが、中国女房の考え方は違う。
払わなくてもいいものを、何で払うんだ・・・・・となる。たまたま25ピアストル札があれば払ってもいいが、無ければ払う必要などナイ!甘い顔をしているから相手に舐められるんだ!と鼻息は荒い。

中国も5〜6年前まで同じだった。上海の大都市でも一旦街に出るとトイレが中々なかった。
日本のように喫茶店もパチンコ屋もないから、急に催した時など大変な難儀をした。
デパートなどに駆け込んでも、アッチコッチ聞き回ってやっと探し当てるほど数が少なく、おまけに入口にはしっかり料金の徴収係が目を光らせていた。
中国はチップではなく、ちゃんとした有料トイレだから、シカトして突破する事は出来ない。
中国通貨“元”の下に角という単位がある。これも今では殆ど補助通貨ほどの価値しかなくなったが、確か25角ほど払ったと思う。
勿論、今ではデパートのトイレでお金を取るところはないし、街角にだって有料トイレが設置されているから心配御無用!。だが清潔で管理もしっかりした分、使用料は1元(15円)になってしまった。
どうも気が多い所為か、話が横に逸れてばかりで申し訳ない。そうそうエジプトのトイレに話・・・・

「今だって25ピアストルで良い顔しないんだから、その内、平気でワンダーラ(1米ドル)と言うようになるョ」

ここで断固とした態度を見せなければ、明日もその次の日もやって来る観光客が困るだけだ。
中国でも内陸方面に旅行すると、よく似た場面に遭遇する。女房はそこでも絶対甘い顔を見せないから、本当にそう思っているのだろう。この迫力では、よくよく喧嘩などしても私に勝ち目など有りそうもない。
カミさんの持論は、楽して稼げる事を覚えると、決して本人の為にはならないと強調する。
明日への努力する事を諦めたら、貧乏とも離れられない。金持ち日本人がその場限りのボランティアを施したり、考え違いの太っ腹を見せる事が、却って自立の妨げになっていると・・・・・・・
つい一昔前まで同じ辛酸を舐めていた中国人が言うのだから、妙な説得力もある。今世界中が停滞ムードの中で、中国経済だけが活況に沸き一人勝ちを驀進中だ。その原動力の源を垣間見た気がした。

「分かった、分かった、それで25ピアストルある〜?」
「ナイョ、ちり紙なら持ってるってポケットテッシュ見せればいいんだョ」

段取り良くテッシュを握り締めてトイレに近づくと、早速、子供を抱えた母親が手を出してきた。
ここは申し訳程度のティシュもくれない。ただ何本もの腕が一斉に伸びてくる強制徴収の構えらしい。
これじゃぁ、握り締めたティシュを見せる迄もない。肝心のトイレは7〜8段の階段をのぼった上にある。階段の幅もそれほど広い訳じゃないから、無視して突破するのは相当難しそうだ。
先着組みのお仲間もそう思ったか、仕方なく財布の中の1ポンド札か硬貨を探して渡していた。
やはり同じ日本人として一人だけ強行突破は気が引ける。ポケットをまさぐると、幸いにさっきコーラを買ったお釣りが有ったので、それを渡して何とか事なきを得た。

「どうだったぁ〜」・・・・・・トイレが見える木陰で待っていた女房。
「ウン、1ポンド払ったョ。みんな払っているからさぁ〜」
「そんなのいいんだョ!他人が払ったって同じにしなくても!」

如何にもアンタは甘いと言いた気な顔をした。いいじゃないか、どっち転んでも22円の話だ。
口々に文句を言いつつ、ツアーのおばさん達も戻って来た。

「イヤネ〜、ただ手を出して、紙もくれないのョ〜」

聞き捨てならない言葉を聴いてしまったカミさん。フツフツと怒りが込み上げてくる気配。
よせ!よせ!今更文句言ったところで相手にされるもんか!笑い者にされるのがオチだ。
中国ならいざ知らず、ここはエジプト。余計な事は言わない方がイイってもんだ。
ア〜我が女房、引き止めれば尚更言いたくなるのが悪い癖。
亭主の心配どこ吹く風、すでに大声で怒鳴り始めてしまった。

「アンタ達!ペーパーもくれないでお金だけ取るの!ここのトイレは無料じゃないのョ!」・・・・・・(英語)

突然言われた方も黙っちゃいない。先ほどの哀れな姿もどこかへ吹き飛び、数を頼って猛反撃開始。

「フン!大きなお世話だョ!ケチ臭い事をいう奴は二度と来るな!」・・・・・・・そんな剣幕だった。

中国人の舌戦は天下無敵だと思っていたが、エジプト勢も中々やる。
二、三度激しい応酬があったが、数では負けるこちらの分が悪い。ここはどちらがいいか悪いかは別にしても、私としては女房の味方をせねば、後々火種がこちらに及ばないとも限らない。
英語がからきし駄目な私は、女房の肩越しから「ペーパー!ペーパー!」とだけ叫ぶ応援参加。
こりゃ、まるで漫才のボケとつっこみダァ〜・・・・・・ア〜情けない。

中国人は例え自分に非があっても、ひとたび舌戦が始れば、おめおめと言われっぱなしで引き下がる事はまずナイ。言い負かした方が勝ちとの認識があるから始末が悪いのだ。
フッと後ろを振り向くと、ツアーのおばさん達が、「この奥さんじゃ、大変だぁ」と私を気の毒そうな眼で見ていた。


10.ベリーダンスで最後の夜へ続く・・・・・

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