バイク&フィッシング/中国編

■江田島諸島を周遊   2007/3/21


走行Log

 朝の8時から出発準備に取り掛かる。
荷造りは昨夜のうちに終えていたが、ジェベルの始動に戸惑い10時前になってしまった。

 前回のツーリングから乗っていなかったジェベルのバッテリーは、完全に上がってしまっていてキーを回しても電気は一切入らない状態になっていた。車からケーブルで繋いでセルを回すが、エンジンが冷えていて中々点火しない。いつものように沸騰したお湯をポットに入れてキャブレター周りに掛けてやるとボッッボと目覚めた。

 すぐそばのガソリンで補給を終えて再起動するけど、セルは回る気配がなくてキック4回目で始動した。
これでツーリングに行っても大丈夫なんだろうか。時間短縮のため高速を利用して呉まで進み、音戸大橋手前のパーキングで休息した。

 トイレを済ませてセルを回すが、案の定クランクは回らずキックを試みる。
いくらやってもエンジンに火が入らない。バッテリーが完全にイカれたのか、こんな状態で来たのが間違いだったのかも・・。押しがけを試みるべく少しの下り坂を探して場所を移動し、再度猛キックを食らわすとブウォンと火が入った。
 フー

 1時間走っても充電は十分でないけれど、停車してエンジンさえ冷まさなければ再始動はどうにでもなるはずだと、島巡りに突入した。

 パーキングから対岸の島までは目測で100メートルほど、ループを重ねためがね橋には休日のためか、車が数珠繋ぎで渋滞していた。本土から島郡の玄関口にある倉橋島へはループ状のめがね橋が掛けられている。無料でありそれぞれの島への橋渡しをしているために信号渋滞が続いていた。渋滞原因の信号を過ぎて旅館や土産屋が立ち並ぶ街中を通過すると、しまなみと変わらない景色が現れてきた。

 瀬戸内の穏やかな波に対しての低い防波堤は、バイクから見るには丁度良く、覗き込めば透き通る海底を見ることが出来る。国道から県道に入りさらに南へ下る。交通量はほとんど無く赤いバイクツアラーと数回すれ違う程度だった。前回の休憩から1時間経過したので、ちょっとした下り坂でバイクを止めキーをオフにした。
バッテリの充電状態を確かめるためだった。

 下りに向けて押し掛け態制が完了し、試しにセルを回すと呆気なくセルは回ってエンジンは始動した。
橋からは1時間ほど、トータル2時間を要したが放電状態から使えるまで回復したわけだ。
これで心配せず食事タイムが取れるぞ、と心が開放された。

 今日は祝日、数えたわけではないけれど10件ほどの旧家が日の丸を軒先に掲げていた。本土では見かけなくなった日の丸だが、昔々の家々は何処でも飾ってあって、幼少の頃の情景をおぼろげながら思い出した。
その中でも、海風と斜光した日差しを浴びながら、土色にあせた旧家の軒をなびる日の丸は感傷的であり、とても美しかった。風情からして裕福ではなくお年寄りが一人で生活し、この祝日に昔からのしきたりを当然と毎年繰り返しているんだろうと推測したりした。その家は曲がり角にあり、後ろから車が来ていたので写真を撮ることが出来なかったのが残念だが、残像としての映像は消えることはない。

 更に・・と書きたいところだが、記憶が薄く島々をくまなく走り巡ったと言う他ない。
今回はGPSが復活しログを取れたことで、何処をどう巡ってきたのか確認できただけでも救いだ。

 こうして3連続の瀬戸内島巡りツーリングを終えて後記を思うと、案外思い出せない場面が多いことに気がつく。年をとって記憶が悪くなるのはいたしかたないが、原因はコロコロと変わる風景にあると分かってきた。瀬戸内でも隣接する島々は兄弟みたいな島が多く、大きさや人口、発展の違いがあってもそう大きく変わるものではない。しかも、一つの島外周すると綺麗な海岸沿いや山のクネクネ道があり、それを過ぎると小さな村が現れる。
いくらトロトロ走ろうが、数分でその町も過ぎて次の海岸や細道にたどり着く。一つの島の自然は別の島の自然と同体。言い過ぎかもしれないが、絶えず変化する光景を見て、次の島でも同様の光景が現れると記憶にとどめておくことは無理というもの・・。

 島巡りは頭が混乱するので一島一会がちょうどいいい。


ムービークリップ3000kbps&700kbps


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