バイク&フィッシング/四国編

■あてどなくさまよったツー   2006/10/20〜22

 AM8時の「中・四国フェリー」に間に合うように高速道路を飛してギリギリ7時55分に到着。往復チケットを求めるて慌てていると、見かねたのか「今日は8時20分発だよ・・」だって。毎度毎度、ぎりぎりの到着は疲れるわ。


恐ろしいほどの酷道

 国道196号線のカンバンも見慣れてきたな、と思いながら寒風山へ向かう。これまた見慣れた道の駅「木の香」に立ち寄る。右から降りようとすると、ジェベルがこちらへ倒れてきた。やばい!と懸命に踏ん張るけど耐え切れなかった。右のバックミラーのヘルメットがメキメキと悲鳴をあげてジェベルの車体を支えている。おニューのメットなのに、なんてことだ!
写真を撮る余裕も無く慌てて起こすが、びくともしない。ヘルメットをミラーから外して右グリップを両手で持ってやっと起こすことができた。今朝から125ccクラスのように軽くライディング出来ていたのに・・残念。

 キャンプ用品などで重くなった車体は、サイドスタンドが突っ張って、左から降車できないようなって意識しなくても右から降りていた。高重心になったバイクは目茶苦茶重くダートでなったらと思うとぞっとする。よく右にハンドルを切って停車しているオフ車を見かけるが、こうゆう訳もあったのかと・・。先人の知恵ってことで、これからはスタンド側へ十分に押してから降りることにしよう。


あめご定食

 寒風山トンネルを抜けた194号線から17号に入り、6号線を左折して北上し山中へ入っていく。こんな道「誰も通らないな」と思いながら快走路の別子ラインと交わった。食事できるところを探すが寂れた民家以外に何も無い!
 ツーリングマップルに載っていた富郷ダム沿いのレストランで「あめご定食」を食す。あまごはべちゃべちゃしていて塩焼きとは縁遠い存在で、たぶん少量の塩を付けてガス器具で焼いたものだろう。それでも付近には食べるところも無く、唯一の食事が出来る施設であるので、近くの老人ホームの人たちで賑わっていた。


定番小便小僧

 319号線を経由して祖谷峡へ向かった。渓谷を走破するくねくね道路だが、景色は平凡で、停車して覗き込まないと彼方の峡谷を見ることは出来ない。小便小僧脇で止まって初めて見えてくる谷は深く、小僧を作った様子を思い浮かべると足がすくむ。

 すぐ近くにホテル祖谷温泉があり、その素晴らしい温泉のため昼間でも人は絶えることはなく、今日も駐車場から車が溢れていた。もっと寒かったらなら、飛び込んでいただろうが、今は山岳路を走るほうが気持ちがいい。


かずらばしの大駐車場

 3年前に来た時はものすごい人で喧騒としていたのとだが、時間が遅く平日だったせいで「かずら橋」にはだれも居らず、ひっそりとした本来の雰囲気でたたずんでいた。平日の5時近くだったのだが程近くに建設中の大駐車場を見れば、土日にはバスやマイカーで埋もれてしまうのは数年前と変りはないようだ。


一人っきりのキャンプ場

奥祖谷二重かずら橋」前の丸石パークランドの裏山にあるキャンプ場でテントを張ることにした。かずら橋にもキャンプ場はあるが、入場料500円とテント代300円が必要で、バイクを置いて下っていかないとならないためパークランド側に決めた。電灯や水も出て500円だったが、後、ホームページで見ると300円となって・・。

二日目

 国道439(ヨサク)を東へ向かい、剣山から国道438を東へ進む。前回のお気に入り道路193号を南下し県道16号に入り込むと地図では酷道と思っていたが、どうして案外素敵な道路で、ここもお気に入りに入れることにした。


紅葉は1000m以上で見られる


県道16号線

 県道16号線を徳島市へ下って行く。コンビニが現れた頃には車も多くなり、快晴のため気温が上昇し、さきほど数時間前とは別世界のようだ。徳島ラーメンでも食しようと考えていたが、ウインターウエアで来ているのでこの気温には耐えれそうにない。

 山へ入るべく阿南市を抜けて195号線を通り道の駅「もみじ川温泉」に到着した。温泉に浸かってさっぱりとして食堂で昼食をとる。特徴のある料理を探したがメニューには刺身定食などしかなく、どちらかといえば山間部のこの場所ではいただけないと、うなぎ丼を注文した。食べ終わる頃には団体客で一杯になり、無口でもてなしが無いなと思っていたら観光バスで潤っているのが原因だと察した。


阿南市のコスモス

好天に恵まれた195号線を西へ快調に進む。


わき道でテントを乾かす


ダートを登りきるが通行止

 途中、山越えして高知の安芸市へ出ようと林道を登っていくが、県境の峠へ到着したら無情にも通行止だった。来た道をとぼとぼと下って行くと、通行止の向こう側から徒歩でやってきた若者を再び追い越す。その若者は大学のキャンパスを散歩するような感じで、悲壮感も無く地図を眺めて休憩中だった。ココから向こう側の安芸市まで直線でも30キロ、50キロ以上の距離を歩いて来たというのか、何のために?一種の風格を漂わせていたので尋ねて理由を聞くことは出来なかったが・・。


今夜は何処へ泊まろうか・・

 快適路の県道22号線を経て、国道55号線沿いにある道の駅「やす」に到着した。ツーリングマップルにはキャンプマークが二つあり、それらしき施設を探したが見当たらず1時間ほどあっちこちうろうろ迷走した。

 その一つ、「月見山こどもの森」のキャンプ場はただの広場で、バイクの乗り入れが出来ないようなのでパスし、「やす」に引き返す。公園は閉められたので近くの漁港へ行くが、芝生でテントを張るのはまだ6時とあって犬の散歩やらで人通りが多い。月見山に野球のグランドがあったので中でテントを張ることにした。7時前だがすでに真っ暗闇で、あまりひと目に付きたくないので、電気を点けず手探りでテントを張った。

 一杯やっていると駐車場に一台の車がやってきた。こんな暗闇のさびしい駐車場で一体・・・携帯電話でなにやら話している。暫くして仲間がやってきた。暴走族では無いらしいが、段々と増えてくる。

 そう、そうだった!彼らは野球をしにきたのだ。8時から10時までナイターで試合するらしいぞ。すばやくテントを丸めて、球場の見える高台の駐車場へ移動し、ナイターを終えるのを待たずに眠りについたのだった。

三日目

 4時に前が覚めた。寝れそうもないので荷物をまとめて出発する。夜中と錯覚するような暗闇の中、ナイトドライブの気分で桂浜を通過し、ずーっとこのまま暗闇がづづくような感覚だった。ようやく宇佐町で夜が明けた。日曜日とあって早くから釣り人が獲物を狙い、そのシルエットが朝日に浮かびあがる。だが好天もココまでで、山間部へ入っていくにしたがい濃い霧が発生しだした。


四万十川が見えない

 439号線沿を走ると霧の中から四万十川と左に見える川に掲げてある。?頭の中の地図によると、河口から伸びた四万十川は、四万十川市(旧中村市)を通過して、さらに北へ伸びて山の中へ消えていくのが清流四万十川だと思っていた。
実際には逆S字のような形をして、四万十町で海へ接近したのち、再び大陸の奥へ入り込んで行くのだった。

 こりゃー、このあたりをもっと調べて探索せねばと、次回のツーリングポイントはこの辺りを徹底的にと決定した。


橋の先は?

 面白そうな沈下橋を見つけたので渡ってみると、バックしずらく(気分的に)どんどん山の中に入っていくのだった。
始めは車が通る轍がありどこかへ通じる道だったが、しだいに引き返せとカンバンが多くなり不安になる。草ボウボウ状態で数ヶ月は車が通ったことが無いような林道となり、しまいには茂みの中を走るようになった。狭くなるとバックも困難、行くべきか引き返すべきか・・。

 下って行きながら高性能チップSiRF StarIII搭載迷WANによると、先ほどの国道へ少しずつ戻っているようだ。行くんだと地面を蹴り藪の中を進んで行くと、道は道らしくなり眼下に一軒の農家が見えてきたフー。


3年前に見たような

 久しぶりの滑らかな国道のアスファルトが心地よい。
ヨサク(国道)を突き進む。
数台追い越しただけでほとんど車は走っていない。「イイナーこの道は・・」次はヨサク縦走しようかなどと考えながら細い道を快調に飛ばす。

 少しずつ気になっていたGPSのLogメモリが10%割り出した。バックアップのためにノートPCを持ってきていたが、生憎バッテリーが上がって使えない。もしもを考えてACコードは持ってきていたのでどこかで電源をもらえないかと探す。ガーミンeTrexを繋いでダウンロードするだけなので5分も起動させるだけの時間借りられれば・・。
ないないない、そんなもの何処にもねー。あるわけないだろこんな田舎にコンセントなんか。

 とうとうメモリは使い果たした。町があったがガソリンスタンドは閉まっている。散歩中の人と目が合い、電源を借りれるか聞くが、首を横に振る。スタンドの洗濯機に100vが来ていたので暫く借りたいと尋ねると、今日は魚釣りへ行っているのでいなしし、5分ほどだといいんじゃないかと立ち会ってくれた。

 この町でストアを開いていて今日は休みだそうだ。10分ほどの話をし、その間、他の村人とは遭遇することも無く、ヨサクを通る車やバイクもほとんど無かった。知る限り最も田舎だと認定する。


木のガードレール

 ダウンロードして新たにLogをメモリさせるはずだったが、どういうわけか保存オフになっていて、この町から帰路は記録されていなかった。以前ちょくちょくこういったことがあったが、最近は無くて安心していたのだが、これからはオンになっているかチェックが必要だ。


あまご定食

 帰りによる石鎚スカイラインへは3度目ぐらいだと思うが、何時もトウモロコシとあまごを食堂の駐車場で販売しているおばちゃんがいる。一つためしに食べてみようとUターンして立ち寄っる。しかし、誰もいなかったので先へ進み、同じようにあまごを炭で焼いている店を見つけて飛び込んだ。あまご定食500円と安い。注文して出てきたのは、あまごの塩焼きでなく甘辛煮付けだった。サイズも大きく、聞くところによると親マスだそうで、普通のあまごと違うらしい。どちらにしてもおいしくいただいた。次回は塩焼きに挑戦だ。


一つも回らない寿司屋

 フェリーの乗船時間まで待つついでに、今治市内のバイパス沿いにある回転寿司に入った。日曜の5時前であっても客はテーブルに4名だけ、おまけに回転テーブルには何も載っていないし回っていない。中にはひとりいるだけで、回ってないと告げると「注文で握ります。」という。そう、それも悪くないな「いか、あじ、うなぎ」と注文すると最後の一品が出てこない。次は「うなぎ、サーモン、えんがわ」と言うと“えんがわ”がまたしても出てこない。頭も回っていないんだと・・。結局、三度目の注文にも答えは同じだった。

 今治のお土産はタルト。前回は「一六本舗」を持ち帰って好評だったので、今回も「畑田本舗」の栗入りタルトを買って帰った。購入先は初めてフェリーで帰るときに、今治港と勘違いして地図とにらめっこしていたのを、店から出てきて教えてくれた港湾ビル前のお土産やだ。今日も、どこぞの町でもカブに乗った人がわざわざ降りて、にらめっこしている様子を伺いに来てくれた。四国は親切な人に出会うなー。次回は食堂のおばちゃんお勧めの「鶏卵饅頭」かな?


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