bike touring
| ■硫黄臭漂う濁り湯を求めて 〜地獄温泉、清風荘 2005/10/23 |

走行Log
目指すは阿蘇山の南に位置する「地獄温泉」。
“地獄”の地名は通過するたびに、ひえ〜といやがうえにも目に留まり、地獄は怖いと何時も思っていた。
こんな大胆な名前の温泉には、是非とも入らなければいけないと出発した。
ジェベルには、前日にお湯を掛けて温泉へいくぞと目覚めさしておいたので、すこぶる快調に目を覚ましてくれた。
久しぶりのジェベルは乗りやすく、交差点コーナーもクイックに旋回しワインディングも非常にたのしい。
筑紫川の快走路
目的地の阿蘇へは何回も通っているので、また違った道を探りに国道386号より南側を通って進んだ。
回り道をしながらも朝倉ICから南へ進むと、筑紫川の南側堤防をトレースするルートに出くわした。
信号も無く鶴原温泉郷自慢の景色を見ながら進むルートは正に快適路。
たぶん福岡のライダーで知らないものは無いと思えるほど快適、最短ルートで日田市へ抜けられる。
しばらく走って行くとハーレーとBMWのグループ追いつき、日田市まで併走してグループツーリングの感覚を味わえた。
松原ダム
目的地まではこのまま進めばよい。
だが寄り道を楽しむべく、松原ダムの手前でわき道へ入っていく。
川を渡る石橋は狭く、鋭角な進入のためダンプカーは切り替えし車体を整合させてから突き進んでいく。
ジェベルでも端に寄るとビビリが入り、中部分でないと横断できないのに運ちゃんは凄い。
更に進むとダムのため行き止まりになる。
それまでダム下流の村が点々とあり、二人の子供が遊んでいたが滅多に来ることが無いライダーに驚いたのか、一瞬驚きの表情を示した。思わずVサインを出しそうになったが笑顔で答えた。
水没承知の橋
再び本線へ戻って阿蘇を目指す。
少し大観峰へ立ち寄り途中の駐車場から雄大な景色を眺める。
韓国人とわかる顔立ちで映画俳優のような5名ほどのグループと隣同士になった。
九州の観光地ではアジアの観光客が非常に多くなってきて、日本人の観光客は減少していても韓国や中国、台湾といった東洋からの観光の伸びは右肩上がりの伸びようだ。
少しでも韓国語や中国語を話せたらと残念だ。

大観峰から阿蘇を
外輪山を下って行くと後はカーナビに任せて地獄温泉まで案内してもらう。
通いなれた阿蘇火口の南側に地獄温泉は位置しているので、地図で見ると簡単に行けそうだ。
しかし、最短ルートで案内された道はエキサイティング。
そのルートは何処を通っているのか皆目検討がつかないほど、阿蘇山の山肌を縦走する。
交通量の多い幹線道路を横断し、農家の横を通って曲がりくねった小さな道を進むと「清風荘」の看板が電信柱に現れてきた。
幹線道路だと放牧された牛が見えたり牧草生い茂る山肌が堪能できるが、裏ルートなのでそんな物は無い。ジェベルの得意とする道で、かえって新鮮だった。

大観峰より久住のやまなみ
地獄温泉は泥湯の混浴露天風呂「すずめの湯」が名高い。清風荘が管理している。
入浴客は店前まで車でいけず、50mほど下がった駐車所へ止めてお入りくださいとある。
バイクはいいかもと思って宿泊客用の上の駐車場に上がっていった。
駐車場は満杯であったが、入り口近くの空きスペースに止めると、続々と車がやってきて殆どの入浴各は宿泊客専用の駐車場に止めにくる。
清風荘の門構え
でかい提灯が両脇にぶら下がった玄関で400円の入湯料を支払いうと、計4つの温泉に入ることが出来る。
まずは「元湯」から。
ロッカーは「元湯」にしかないので貴重品を入れてここからスタートする。
木造作りの湯室は古くて情緒があり一番最初に出来たので元湯と呼ばれる。(推測)
薄っすらと濁った湯の花浮く温泉は中々、木造の建物と相まって4,5名ほどで入るのが丁度良い。
少し熱めのお湯は内湯とあってそう長くは入れない。

露天風呂
一旦服を着て更に奥にある露天風呂(男湯)に入る。
客は一人だけだが、元湯と同じような泉質で景色もそれなり、長居は無用と景色を仁王立ちで楽しんだ。
後から聞いた話では、上に位置する女の露天風呂「仇討ちの湯」からは丸見えだそうだ・・。
「お食事処 曲水庵」で生とそばを食らって、情報を仕入れる。
やっぱり「すずめの湯」一番だと。


曲水庵とそば
玄関脇には「すずめの湯はここから」とある看板の横の階段を下って行くと、木造製の柱が立ち並ぶ大きな建物が見えてくる。
はたして混浴とは?・・・(緊張)
階段から見える乳白色の温泉には確かに女性の姿が・・。
男と女が同数で子供も数人、まさしく男女のわけ隔てなく入れる露天風呂だ。
受付で入浴券を見せて男女別の脱衣所を兼ねたすずめの湯(内湯)に入り、畳2畳ほどの小さな風呂で体を慣らしていよいよ露天へ向かう。

向かって右、下流の方は温度が低く枡状に仕切られた枠は混雑しているため、左上流の温泉へ体を沈めた。隅のほうから入っていくと、隣の人が「ニタッ(^.^)」っと、微笑む。
あれっ???
胸を見ると、かすかにふくらみが・・・。
おばあちゃんだったのか、男性だと思っていました。失礼!


湯船は四角い枠で仕切られ、透明度3cmは泥湯のようで、底からはグツグツと煮えきるように泡が絶え間なく噴出している。すぐ上流に位置する土壁を見ると、コクコクと湧出た温泉がこの露天に注がれているのがわかる。
体を浴壁に寄りかかっていると、時々熱ちっと熱湯が体に触れることも・・。
正に地獄を見ながら入浴できる温泉だ。
枡状の地獄湯
400円で4つの温泉が入れて、尚且つ名物温泉も楽しめた。
ココまで来た甲斐があったと言うもの、しかし、いつも気軽に入るとなるとちと気が重い。目的はあくまで温泉かも。

帰路は快適路で
1時間以上過ごしていたので今日の入浴はもう十分、カーナビに自宅を入力して横道探して帰ろうと思っていたのに、リモコンが無い!
ジェベルに装着しているカーナビはリモコンがないと操作できないのだ。
取り外し時に地面に落ちてしまい、誰かが持っていったのかも知れないが、自分の管理不足が原因だ。
後は来た道を全く同一にトレースして帰宅した。
行きに使用した鶴原温泉近くの筑紫川土手ラインでは、沢山のツーリング帰りのグループと遭遇し、やはりこのルートは日田へ抜けるお勧めルートだった。
▲地獄温泉 清風荘