bike touring
| ■鹿児島ツーリング〜岬めぐり 1354(424+425+505)km 2004/6/12〜14 SAT |

走行Log
南九州といえば櫻島と佐多岬がツーリングスポットとして有名で、是非とも訪問してみたいと梅雨の中休みを利用して岬を巡ってきた。

阿蘇パノラマライン
何時もどおりに阿蘇山を通過して宮崎に抜けるルートを取る。山鹿市から菊池阿蘇スカイラインを経て大観峰を通り、阿蘇駅前から111号パノラマラインを登っていった。この道は下りでは途中まで利用したことがあるが、登りでの利用は初めてで景色の見え方が変って、違った阿蘇を想像させられた。
阿蘇を抜けた辺りで12時になり、おなかが空いてきた。ツーリングマップルに載っているせいも有ってか、GWには駐車場がバイクで満タンだった「だいこんや」に立ち寄る。土曜の12時でも客は居らずGWの混雑はなんだったのかと思いながら、1,300円の「だいこんや定食」を注文した。メニュー
初日で奮発したせいで、マップルお勧めのだんご汁定食にしとけば良かったと後悔したが、ヘルシーな食材と死ぬまで食べそうも無い「ぜんざい」を食べれたので良しとした。

宮崎南バイパス
宮崎に抜ける道は高千穂を通るルートを選択した。高千穂渓谷は遊歩道で結ばれているらしく
歩いて見学したかったが、先を急ぐため橋の上からの写真で我慢となった。
南国宮崎はフェニックスが立ち並び南国ムードが満点である。しかし、写真やテレビなどで見慣れてしまっているせいで、感銘は受けず無いよりマシと言う程度に感じるのは年齢のせいか。

日南フェニックスロードの洗濯板海岸
宮崎市から南へ下ると日南市と結ぶ「日南フェニックスロード(R220)」の快走路をひた走る。左手には「鬼の洗濯板」などと呼ばれている階段状の磯が日南市まで延々と続いて楽しませてくれる。

日南あぶらつのやきとりや
初日の宿泊地は日南市に決めた。日南市の駅前公園で焼肉を食べ野宿しようかと考えたが、結局、油津のビジネスホテルで宿泊した。夕食は繁華街に繰り出して、調理場が小奇麗だった「わが家」で地鶏のもも焼きを堪能した。宮崎市の地鶏で有名な店にも行ったことが有るが、こちらの方が数倍美味かった。有名店は焼く量が多いせいで網にこびりついた炭火物が鳥に乗ってしまい、その苦味が鳥の旨味が半減してしまっているようだ。
その「わが家」の隣に旅館があり素泊まり3千円と安く、4,500円の少し匂うビジネスに泊まらなくて良かったのにと・・後の祭り。

朝日のスライドショー
朝早くの4時半に目が覚めたので、薄明るくなる5時にビジホの玄関の鍵を開けて出発した。あたりは靄が掛かり天候が心配だったが、朝日が顔を出すに従い依然嗅いだことがある懐かしい香りがした。思い出してみると夏の北海道ツーリングで、朝露が降りた時の独特の香りだった。

早朝の田んぼ道
懐かしい香りのする中進んでいくと、田園が開けてきて左右にフェニックスが立ち並ぶ綺麗な道に出会う。まだ6時前だと言うのに何組の夫婦が農作業に励んでいた。
最初の岬である都井崎に到着した。牛や馬を保護する目的で通行料を徴収するゲートは早朝のために係員が不在で、大きな鉄のゲートを手で押して入れるようになっている。ゲートから先端には馬が野生的に放牧されており、開けたゲートから馬が逃げ出すため必ず閉めるように但し書きがある。
朝飯を食べる時間帯なので急斜面に四足で踏ん張って草を食べている馬が沢山いる。その中のガードレール沿いの草を食べている馬に近づいてみると、馬が寄ってきて鼻息を吐きながら犬のように体の臭いを嗅ぎにくる。撫でて触ろうかと思うが体が硬直して手が出せない。前方に去っていくときにも後ろ足で蹴りを入れられるんじゃないかと、襲撃に備えていたが取り越し苦労だった。

R448を佐多岬へ

R448の快走路↑スライドショー
佐多岬へ向かう大隈半島のR448と県48の大隈路は道幅も広くスピードに乗って走れる快走路だ。しかし、景色が開けないため何処まで進んでいるのか距離感が分からず永遠に続いていくようで、またそれも面白い。

県道48の快走路

灯台とバイク
本州最南端の佐多岬へは「佐多岬ロードパーク」を通っていかなければならない。バイクの通行料は400円で自転車や歩行では通行できないことになっている。したがってチャリダーは営業時間が終了してからか、路線バスで岬へ向かうことになる。

駐車場にあるガジュマルの木
ここが31度線!!だという「カイロ、ニューデリー、シャンハイ・・」の塔を抜けて突き当たりの駐車場に到着すると、大きな「カジュマル」が現れる。ここへ来るまでには熱帯地のグアム島のように草木が茂り、山肌が見えないくらい葉っぱが密集して南国ムードが一杯だ。

ここから先は有料100円

閉鎖されたレストラン
駐車場から灯台へ行くにはトンネルを通るため100円を支払い中に入っていく。暫く進むと閉鎖されたレストランが現れ、中の掲示されたポスターを見ると95年フォトコンテストとあったので、閉鎖されて数年が経つようだ。宮崎に大勢の新婚旅行客が来ていた時代は、さぞ繁盛していただろうに・・。近年の多様化した旅行に対し大隈半島は、是非とも訪問したくなるような場所ではなくなってきて、このレストランに続き有料道路も赤字化のため閉鎖を申請しているようである。
灯台は最先端の島に設置されているので、行くのであれば船で乗り込むしかない。その代わり大きな展望台があるため、すこぶる見晴らしがよい。日曜日にもかかわらず観光客は自分を含めて3名ほどで、展望台の中の売店は開店休業状態だった。トンネルからここまで来るのに10分ほど歩いてくるので、毎日の勤務だと食材などの荷物を背負ってくるので考えただけでもしんどそうだ。

佐多岬展望台から

佐多岬ロードパークには花が一杯
佐多岬から桜島へ向かうべくR269シーサイドラインを北上する。気温は30度近くに上昇し、冬服で来たことが苦痛になってくる。そんな中ハマグリラーメンが目に留まった。ハマグリが沢山入っていると期待していたが、大きな貝が3個だけで期待したほどでもなかったが、海藻が新鮮で塩味のスープとマッチして美味しかった。

溶岩の入り江を利用した漁港
いよいよ桜島上陸である。とうとうやってきたゾ!溶岩の入り江や荒々しい岩肌に感激に浸りキョロキョロと首を回す。時計回りに進むと半島先端に鹿児島市へと結ぶフェリー乗り場が見えてくる。ここで乗ってしまうと桜島は半分も見ることが出来ないため、少し戻って湯之平展望台を目指す。

桜島
まるで桜島の頂点を目指すように登っていく道路は、生活道路でないため交通量も少なく軽快だ。所々にバイクを止めて桜島をバックに記念撮影を撮り続けた。

湯之平展望台への道
いたるところに避難壕があり、溶岩流を流す川が人工的に大急ぎで作られているため、自然に緊張感が出てくる。

土石流を流す川道
ツーリングでは必ず訪れる名所、埋没した鳥居前で写真撮影をし、すぐ横の道を山をめがけて登っていった。

大規模溶岩流を流す大河
直線的に山へ向かっていくと溶岩流や土石流を流すためと思われる水の無い大河が現れて、その大きさに驚いた。幅は100m以上はあるようで、ここを多量の土砂を運ぶ鉄砲水が通って行く様はさぞ圧巻であろうと、想像しただけで逃げ出したくなる。

桜島のお墓は初めから避難壕入り

土石流を流す川をショベルカーで掘削
日曜日で有るにも拘らず、もう少しで海まで到達するまで掘り進められた川を4台のショベルカーがシャカ力になって掘っている様は、すぐにでも災害がやってくるかも知れないと感じてしまう。

1914年(大正3年)にカラスジマが噴火によって沈んだと↑解説文
噴火によって増殖しつつある桜島を見終え、鹿児島市内へ向かう「桜島フェリー」に乗船した。10分ごとにピストン輸送しているのでゲートは高速道路の料金所を思わせる作りになっている。バイクとライダー代で460円だった。

くりや旅館
指宿スカイラインを指宿市へ向かうために利用した。景色はそれほど見えないが、スカイラインと言うだけあって、ハイスピードランが可能で関西で言えば高野竜神スカイラインに似ている。料金も420円と安く、沢山の地元のリッターバイクたちが走りに来ていた。
指宿市に到着し池田湖の見学もそこそこに山川にある「旅館くりや食堂」に宿泊することにした。ツーリングマップルによると、朝食付きで1830円とあり印刷ミスであると思い、この目で確かめるまでは信用できなかった。朝食250円の内容を見てみたかったが、翌朝は早い出発予定なので、朝食を抜きにしてさらに料金は安くなった。

開聞岳を目指して
開聞岳の周遊道路を目指すが、西からのアプローチで行くには難しく、数回迷ってやっと周遊道路にたどり着いた。ゴルフ場の門の手前を左に折れる狭い脇道があり、進んでいくと離合困難で真っ暗な細いトンネルが現れた。あまり人が通った形跡が無いので、大きな穴が空いていたり、上から俸がぶら下がってたりしたら危ないなと思いながら抜けていった。
2つのトンネルを抜けると2車線の広い道路に出てきた。海岸線が見える道路を想像していたが微かに見えるのみで、草木に覆われた只の道であった。終盤では畑へ行くための道になって開聞岳の周遊は終わる。

開聞岳ともお別れ
開聞岳を後にして、R226で野間半島の野間岬をめざす。枕崎市までは平坦な直線路で所々に町が現れ早朝とあってハイスピードで通過していった。枕崎を通過して耳取峠を過ぎたころには、極端に交通量が無くなり、生い茂った草木の間から日向灘を覗くと、海の向こうは外国に通じでいるんだと大海原の実感が伝わってきて、日本の僻地に来たと感じる。

野間岬
景色の見えないコーナーをいくつも通過して、時折現れる海を覗いていくと、最後の岬である野間岬が見えてきた。接近するに従い電力発電の風車が何基も現れる。サイズ的には小ぶりの方で近くに行っても圧倒感がない。

漁港の澄み通った海
近くの漁港に寄るとものすごく海の透明度がある。対馬でもそうだったが海の色ってこれが本来の姿なんだと感じ、近県で綺麗だと思うような海でも実は・・。

野間岬灯台
野間岬灯台へ到達!
風力発電のプロペラが回る野間半島の先端に位置するこの灯台へは、バイクを降りて15分ほど草を分けながら進んでいって、ゲットした貴重な写真だ。結果的にオフロードバイクで進めない道ではなかったが、前回のツーリングでUターンできない道に入り込んだ苦しい思い出から進入をあきらめ徒歩で巡った。

ホテル霧島温泉↑スライドショー
霧島へ向かうべく鹿児島市内を通り10号線を北上するが、初めはトラック街道かと思うくらいに大型車が多く停滞が起こり、すり抜けすら出来ない一車線の道路にイラつく。だが、快走路と紹介されているように道幅も増えて、高速道路のように飛ばす車が多くなるほど走りやすくなってきた。右手後方に見える桜島は北上する者にとっては見ることが出来ず、南行きの方が景色がいいようだ。
霧島へ到着すると月曜日とあって閑散としている。これだと温泉も空いているはずと、「ホテル霧島温泉」に入った。広いホテルの中を進んで行くと先客は2名ほどで、体育館並の大きさの施設に3名だけとは「平日はいいねー」と香りを嗅ぎながらゆっくり浸かる。このような硫黄臭がある温泉が好きで、無味無臭は面白くない。小一時間ほど楽しんだ後、同時刻に「顔パス」入ってきた男性に何処から来たのか声を掛けられた。バイクのナンバーは「なにわ」なので大阪から来たのかと思ったそうだ。これからは期待を裏切らないため大阪からだと応えることにしよう。

えびの高原不動池
霧島から下りのルートはR30の霧島バードラインとR1のえびのスカイラインがあり、えびのスカイラインを選択した。不動池を見て綺麗だと覚えた以外はヘヤピンカーブの連続で、この道は登りのほうが良いように感じた。次回はR30を下ることにしよう。

R219人吉街道
晴天で32度まで上がる気温に冬の服装は暑く、濡れた下着を着替えながら帰路に着いた。サンサンと降り注ぐ太陽の中、冬の服装は異様だったろうが、注目を浴びるバイクで無いので・・・。