バイク&フィッシング/九州編

 bike touring

■別府温泉と城下カレイを求めて 438km 2004/6/05 SAT


走行Log

 もうずいぶん昔になるが、釣りの話題で「城下カレイを知っているか?」と尋ねられた。
釣りのさかな図鑑を数冊持っていてブリとヒラマサの違いなど勉強していたのに、そのような魚の名前の魚はなく、はじめて聞く名前だった。

 月日は流れ、○○城の下で取れるカレイで、非常に美味だとだけ微かに覚えていたが、雑誌などを見るうちに大分県の日出町、暘谷城址(ようこくじょうし)下で取れることがわかった。1日の捕獲は2,30匹だそうで、価格も高く割高なため、大半が観光客が大勢いる別府や料亭などで消費されていく。

 そんなわけで、大分のだんご汁と城下カレイなるものを味見に東へ向かった。


長者原から雲に掛かった九住山を

 この看板から先、観光地の「くじゅう高原」に入るため、記念撮影をしようとたくさんの車やバイクが止まって写真を撮っていた。思慮も無く看板の寸前まで止める車がいたので、看板にぎりぎり近寄って撮影したが、出来上がりを見ると中々の出来。


もっこリ雲が・・


猟師山をバックに

 今日のウエアーは真夏用のメッシュ生地で風通しが抜群のため、高地へ上がるにつれ20度を下回ると非常に寒く、服装の選択に誤ったと後悔をするのであった。〜ンこの時期の服装を購入しなければ・・。


中臼杵の「なかうすき工房」

 57号線から10号線に大分方面進み、県道25号線で臼杵に向かうと中臼杵で自家製麺の「なかうすき工房」がぽつんとある。大分名物、だんご汁の定食をいただいた。


だんご汁定食550円也

 だんご汁とは、丸い団子や沢山の具が入った味噌汁の親分かと思っていたが、うどんのきしめんを幅2cmほどにしたような麺で、味噌汁の中を箸でくぐらせると長さ10cmほどのメインの「だんご」が出てきてこんにちわ。対面である。


国宝臼杵の石仏

 壁に浮き彫りされた仏像が60余体。しかも国宝となるとどんなものか。一見の価値ありと回ってみることにした。


石仏は約60体ある↑オンマウスで首石仏

 綺麗に整備された史跡に囲まれ、山肌に沿って4箇所に仏像は刻まれている。仏像を見てみると修復されているものが多々あり、かなりの年月か経って風化しているのが伺える。壁から見事に作成された石仏を見ると、出来た当時はさぞ立派で美しかったと思われるが、沢山ありすぎて・・。


関崎↑オンマウスでアップ

 石仏を見学し終えたころから天候が回復し、海岸沿いを関崎に向かい217号線を流していった。関崎の灯台横の展望台に向かうため、約200段の階段状の坂道を降りていく。豊後水道の向こう側にある四国佐田岬は、カスミが掛かりどれだか分からなかったが、関サバやアジがこの海峡で鍛えれたのも、激しい潮の流れを見ていると納得した。


別府名物地獄めぐり「海地獄」↑オンマウスで温泉卵

 九州に居ついて何度も訪れようとした地。別府に、ようやくたどり着けた。温泉地で有名な別府は、湯どころが沢山ありどれから入ればいいのか皆目検討が付かず、さしあたり地獄めぐりをと考え山側に位置する「海地獄」から巡ることにした。受付に行くと道後温泉の坊ちゃん風呂で体験したように、個別に希望を聞いて、それに適したプランを教えてもらえるシステムだ。


海地獄前で

 地獄めぐり9箇所を巡るには2,000円のフリーチケットが必要で「明日も回りますか?」と聞かれたので数日に渡り使用可能なようだ。もう地獄めぐりをしている時間が無いため、400円を払って「海地獄」だけを見ることにした。
 園内に入ると硫黄独特の臭いが立ち込め、もう5時前だというのに大勢の観光客で賑わっていた。湯煙の立ちこむ中、これが温泉だと、まるで生き物を見ているような鼓動が伝わり、地底から湧き出る温泉によって、地球は活動しているんだと改めて思い知らされた。

 おもな観光客は中国語をしゃべっていたので台湾か中国から来た人たちだと思う。
みんな湯煙をバックに写真を撮っていて楽しそうで、若い人たちが多かった。


鬼石の湯↑オンマウスで2階展望風呂

 「海地獄」のすぐ近くにある、02’12月にオープンしたばかりの「鬼石の湯」に浸かり、5時半から店が開く居酒屋の時間に合わせた。
6時過ぎにろばた「なか西」に入って誰もいないカウンターに座った。
城下カレイはありますか」と女将に尋ねるが、「有りますよ。お一人ですか。
見れば分かるだろうに「一人です。
一人じゃ、大変ですよ。
量が多くて食べられないのかと、一瞬よぎったが。
値段は8,000円ですよ。一人じゃネ。
ぬぬ・・。高い!
それだけ食べるわけじゃないので、軽く万ころは飛んでしまうぞ。
すでに、おしぼりとお箸が運ばれていたが、他をあたって見ますと言って店を出た。


城下カレイの薄造り

 高い!でもここまで来たからには是非とも食して見たいと、ガイドブックに載っていた料亭の「本家 お川」に電話を入れてみた。城下カレイの会席料理が7千円であると言うことなので、単品8千円よりはましだと思い予約を入れた。
10畳ほどの部屋に仕切障子を置いて一人ボッチ。城下カレイの会席料理思う存分味わった。
 料亭だけあって門構えは格式ある旅館のようで、中庭を通って奥の改装されたばかりの広間に案内された。10畳ほどの大きさで畳も真新しく香り、貸切の状態でゆっくりと料理が運ばれてきた。メインの城下カレイの薄造りは、透明で透き通り食感もよろしく臭みが無くて、噛めば旨味がほとばしる。皮の湯引きと肝も美味しく、温泉上がりの体には最高のご馳走。

 会席料理だけあって次から次に料理が現れ、カレイ以外にも鱧の焼き物や山菜料理など10品以上が出てきて、どれも美味しく頂けて久しぶりの充実感を味わった。


料亭 お川


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