バイク&フィッシング/四国編

 bike touring

■秋吉台〜四国カルスト 934km(310km;624km) 2004/4/29〜30 FRI〜


走行Log

 とりあえずは東へと、四国カルスト以外大した目標もなく、山口県へ向け国道3号線を進んだ。北九州市を経由する海沿いの工業地帯は、祝日であるにもかかわらず車の交通量が多く、GW初日のためかと考えいらいらしながらの走行となった。


関門トンネル

 初めて訪れた楽しみは、関門トンネルを通過することだった。約一月前に車で来たときは、高速道路のため一瞬で海峡を通過し、九州に上陸したんだと思いにふけだけだった。こんどは一般道の延長のトンネルなので、水がポタポタと滴り落ちたりして涼しかったり、設計が古いのでレトロ感があるのかと思っていた。しかし、車幅は狭くて蒸し暑く、車による強風のためバイクが安定せず、早く出口に到達したくなるようなトンネルだった。


国道191号線

 本州に上陸しても交通量は一向に衰えず、気温の上昇する中、「九州にしとけば良かった」といらいらは増した。出発して100kmを過ぎる辺りでようやく道路も空き始め、広域農道をトコトコとツーリングできるようになった。191号線は海岸線を通るため景色も変化に富み楽しいが、車の列にそってダラダラと走るようになり、景色に見とれた走行では車に気を使う。方や、最近出来たばかりの交通量の少ないこの広域農道は、スムースに進むが見晴らしは良くない。


アースのオブジェ↑オンマウス

 海岸沿いの国道へ戻るが、海草の匂いがきつく、景色もそれなりの美しさだが、感激するよな景色でもなくこれから先どこへ行こうかと考えるようになってきた。ちょうどそのとき秋吉台の看板が現れて進路を向けた。


秋吉台

 秋吉台へは20年前に一度訪れたことがあるが、もうすっかり忘れてしまっていた。ジェベルを購入してからは、沢山の感動的で綺麗な景色を見ているので、とりわけ阿蘇の高原と比べると、わくわくさせられるものが無かった。しかし、鍾乳洞などを見学していないので、うわべだけの景色でココを語ることはできないが・・・。


山口市内道路事情

 秋吉台を抜けて萩へ進路を取ろうか。それとも広島の宮島や原爆ドームを見学するかと迷ったが、ドコドコツーリングができる国道が多く、前に行きそびれた「四国カルスト」へ向かうことにした。
 山口市内を通過すると1車線の道幅が広くなってくる。普通、2車線を取れないほどの広い1車線の場合は、左側に点線を引きバイクなど軽車両を通行させて、車は右側を走行させるのが一般的だが、こういった線が引かれてないもんだから、車は右をかなり空けて左側を走行している。なので必然的に車の右を追い越し車線のように、いいのかな〜と思いながらどんどん進むことが出来た。


松山港へ入港↑オンマウスで後ろの夕日

 柳井市より松山港へ出ているフェリーに乗船した。16時15分発の18時40分到着となる。GWなのに乗客は20名ほどと空いている。子供の遊び声がするだけで、自由に寝転がったり、多人数ソファーを貸切にできるほどくつろげた。


道後温泉↑オンマウス料金表

 まず松山市内のビジネスホテルを押さえて、道後温泉の本館へ向かった。昨年の四国ツーリングでは来れなかった目標の一つで、たくさんの観光客が温泉前で記念撮影していた。入浴して見ると温泉には珍しく外人も入っていて、世界的に有名なんだと改めて思った。


四国カルストの入り口

 道後温泉の男湯には東と西の二つの部屋があり、西の存在を見落とし東の浴室しか入らなかったので、6時のオープンから再入浴すべく早起きをした。実際には、6時過ぎに到着したため、記念撮影だけで入浴せずに国道33号線を四国カルストへ向った。

 まだ6時台だというのに市内の交通量は多く、平日ということもあり、高知へ抜ける快走路は440号線に入るまで結構な交通量があった。33号線で松山市からの初めての峠である三坂峠を超えると、気温は4度まで低下し山間部の寒暖差が激しいようだ。まったく交通量の無くなった一車線の440号線をトコトコ気分良く上って行くと、標高が高くなるにもかかかわらず、気温は太陽を浴びて20度近くまで上昇していった。この季節のバイクウエアの選択が難しいと感じた。


風力発電のプロペラが数機備わっているが、今日は快晴無風のため回っていなかった。

 ようやく四国カルストに到着し、姫鶴平で記念写真を撮っていても車の交通は皆無で、すぐ脇の姫鶴荘も車一台駐車しているだけで、食堂からは宿泊客が景色を堪能しているだけだった。


牧場の牛

 貸切感を味わいながら誰もいない道を進むと、たくさんの牛がいる牧場が現れた。手で触れられるほどまで柵の近くに寄れるので、牛の写真を撮っていると、牛は鼻を伸ばして犬のように体の臭いを嗅いでくる。牧場主が通りかかり「かまないか?」と尋ねると、「大丈夫、下から手であごをなでるんだよ」と教えてくれた。しかし、よだれが多くてとても下からは無理だ。その代わりヤギたちと、ひと時のスキンシップを楽しんだのだった。


タンクバックでツアラーバイクらしくなってきたジェベル


晴天と速い時間帯で清清しかった

 ほかにも牛は所々にいて、先ほどの黒い牛やホルスタイン、角がある茶色い牛などいろいろな種類の牛たちに出会えた。標高は1,400mあり、そのため気温も低くなり、風力はプロペラがあることからも年中風が吹くだろうから、今回はいい天候に恵まれたことになる。昨年、天候が崩れてもあきらめず来ていたなら、こんな気分は味わえなかったであろう。高原は好天が一番。


清流

 国道439号線(与作)から国道381号線を経て国道56号線へ進むにしたがい、交通量とバイクライダーが多くなりだした。昼近くになったので56号線のニュー佐賀温泉で昼食をとり温泉に漬かることにした。温泉ではスクーターでツーリングしているライダーに会ったが特に言葉を交わさず、ツーリングマップルに書いてある「カツオのタタキ定食」をいただいた。十分な休養をとり再び56号線を走り出すと、さすがにツーリングライダーが多くなり、足摺岬まで京都ナンバーのヤマハの600と湘南のホンダモタードと併走することになった。


後ろ姿の銅像はジョン万次郎

 足摺岬は10年ほど前の夏、釣りで来た時に立ち寄った思い出に残る場所だ。お盆の込み合う時期に、ここの駐車場が観光バスなどで離合できず停滞させられたのが今でも忘れられない。また、足摺スカイラインの展望所では出店をしていたおっさんが、ガードレールの外へ客の飲み終わった空き缶を多量に捨てていたのを思い出し、今でも空き缶があるかと探したが、その場所は見つけられなかった。


足摺岬灯台

 釣りに来たころは展望所からの海を見つめて、「この海ではどんな大物が上がるんだろう!」とわくわく見つめていたものだ。今回は展望所から灯台方向へと遊歩道を歩き、弘法大使の足摺7不思議(実際は20箇所以上)を少し楽しんだ。たとえばこれなど思わず穴を覗きたくなる。


柏島↑オンマウスでアップ

 国道321号線(サニーロード)は快適路で交通量も少なく左手に高所から海を眺めて気持ちよく走行できた。柏島へ向けて県道43号に曲がり柏島へ向けて進み展望台へ登った。ここも誰も居らず、貸切の展望台となった。建物の床も綺麗に清掃されて、野宿をするにもいいかなと思うが、夜中に訪問者があるとお互いギョッとするのでその考えを打ち消した。

 展望台の奥に200円の協力金でサルと遊ばしてもらえる町営のサル公園があり、餌付けされた放し飼いのサルが、ところ処の道はしに群れで顔を出している。ピンボケであるがサルの写真。

 当初は2泊の予定であったが、中国地方を早期退散したため、九州の南部をツーリングすることにした。だが、天候が昼から崩れてきて明日も曇り空と言う。とにかく宿毛からのフェリーで別府へ進もうと宿毛佐伯フェリーに電話するが、「ただいまこの電話番号は・・」とアナウンスされ通じない。途中、あちこちにある宿毛フェリーの看板を頼りに、フェリーターミナルに到着すると2隻のフェリーが止まっていた。間にあったかと思い船を見てみると、乗船口が開いていない。「出発まじかで遅れたか」と思いターミナルのドアを開けようとするが、鍵が掛かっている。休憩中?えらく閑散としている。もしや倒産!近くの釣具店に聞くと閉鎖されたとのことで、「八幡浜まで行かんとないで。ここから約3時間やな」。

 現在17時を回ったところだから21時に乗船しても真夜中じゃないか。ここで宿泊しても仕方が無いので、100km先のフェリー乗り場まで国道56号線を北上していった。 それにしてもフェリーの看板をいくつも見かけたが、閉鎖の表示が無いのは不親切で、港まで行く時間のロスになったゾ。馬鹿ヤロー

 宇和島へ入るまでにさすがGWかと思うような渋滞があり、遅々と進まない。宇和島で有料道路はこちらとあるので乗ったら近道なのかと迷っていながら看板を見て進んでいくと、九州行きの宇和島フェリーがあるではないか。スーパーマップルには載っていなし、エサやの親父も言ってなかったが、交通標識の青看板に出ているし、港まで行ってみることにした。
  
 らしきとこへ到着したがフェリーなど何処にも無い。人に尋ねると、フェリーはもう無いとのことで、看板にある有料道路は無料になっていて56号線に合流する少し早いバイパスになったと教えられた。またうその看板か!四国は何でこうも無くなった看板を放置しておくんだ!。「営業中」の看板が昼夜お構いなしに365日掲げてあるのと同じ感覚で、地元は知っているが県外のものにはいい迷惑だ。(ー_ー)!!

 急いだ甲斐があり、八幡浜発の20時30分のフェリーに間に合った。別府へは、少し遅れた23時20分に到着し、暗闇の中、硫黄臭を嗅ぎながらナイトランで軽快に博多までの道のりを飛ばした。

やっぱ九州はいいね!。

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