バイク&フィッシング/近畿編

 bike touring

■初ツー氷点下の雪道「つぼ湯」を目指せ! 348km 2004/1/26 MON


走行Log

 近畿圏とお別れまであと2ヶ月あまり、平日の月曜日に休みが取れたので和歌山県湯の峰温泉の「つぼ湯」を目指して169号線を十津川方面に向かって出発した。
今年初めてのバイクツーリングは先日済ませているはずだったが、エンジンが掛からず断念した経緯があり、気軽にブースターで掛けることができると踏んでいた。
だが、改善をしている訳ではないので、セルをブンブン回しても一向に掛かる気配が無くどうしたものかと考えあぐねた。
とりあえずキャブのセッティングがおかしいのかも知れないと思って、スクリューを回してみたが「シュルシュル・・」っとセルは回り続けるだであった。?

 そこで、先日の経験で昼近くなり温度が高くなると目覚めるエンジンに対し、お湯を掛けたらどうだろうかと考えていたのを思い出した。
湯沸かし器でためたお湯をシリンダーとキャブに満遍なく掛けてやったら「ブウォーン」とセルボタン一発で目覚めてしまった!一体今まではなんだったんだろー。
まことに「お湯パワー」には恐れ入ったしだいである


ダム湖が氷結

 十津川村まで抜ける登りの道は、2日前に降った雪のため、木の枝葉に多くの雪が残っていて、風に吹かれて綺麗に舞い揚がる雪は、太陽光に照らされたてキラキラ輝き、幻想的な光景が堪能できた。
氷点下2度であるが「凍結注意」の看板も見なれてきたせいもあり、注意深くなっていたのは初めの1時間だけで、大塔村に入るころには積雪も少なくなり、時折凍結した路面を気にしながらペースを徐々に上げていった。
 今日は警察のパトロール強化日なのか、白バイと30分ほどのランデブーをしたかと思えば、こんな山奥でもパトカーの後を走ることが2回もあり、追い越したくても抜けないもどかしさを久々に味わった。


バイパストンネル
の工事風景だけど、ショベルカーをどうやって斜面に上げたんだろうか?


観光スポット「谷瀬のつり橋」

 南に進むにつれ雪跡は少なくなり、山間部とはいえ南国の気圧配置の影響だろうか、まったく雪跡がなくなってきた。バイパスが完成し寄り道をしなければ見ることができなくなった「谷瀬のつり橋」を訪問したが観光客も車一台だけで、月曜日ということもあって店はすべて閉まっていた。


現在は有料化されている模様。平日タダ?


エメラルドグリーンって言うんでしょうか。透明度があって不思議な色でした。

さらに南へ進み十津川村に入るころには春を思わせる陽気で、十津川の濁りのないすみ切った色は、あたかもフォトレタッチしたかのように美しく輝いていた。


湯の峰温泉「つぼ湯」は超人気のため順番制です

 今回の旅の目的は湯の峰温泉の貸切の湯「つぼ湯」に入ることだったので、到着後すぐにすぐに入浴できたのは、日ごろの行いが良かったせいかと、幸運に感謝した。
公共銭湯の受付に260円の入浴料を支払い30分の時間制限を告げられて13番の番号札を渡された。玄関前の扉で靴を脱いで小屋に入ると写真で見て想像していたよりもやや大きく感じ、湯船のスペースは二人が入れる大きさで、乳白色の色が出て温度もちょうど良かった。順番待ちが無く一人貸しきり状態でゆったり入れたことはで、このツーリングの目的が十分達成された。


一日に7色に変化すると言われる「つぼの湯」


168号線に抜ける425号は600m級の山深くの雪道だった

 念願のつぼ湯に漬かりさてどうするかと、思案した挙句関西10傑に入る「入之波(しおのは)温泉湯元山鳩湯」に向かったが、時すでに14時を回り169号線に出るまでに相当時間が掛かるようなので、そのまま引き返そうかと考えたが、雪道走行をもう一度体験したくなり、無謀にも標高600メートル級の峠を抜ける425号を横断していった。
425号は自然の中を走る景色の綺麗な街道で、池原ダムと十津川村へ抜ける道では距離的にも最短であったが、通行止めが多くいつ通ることができるかと思っていた道である。

 425号線の上りは残雪のため峠に近くなるに従い雪も深く、マイナス5℃でアイスバーンになっていった。傾斜がきつくなってくるとスピードが出せないため1速でトコトコと上っていくことになるが、わだちの谷からフロントタイヤが出ないように慎重にハンドルを操作し、後輪が空転しながら左右にスライドするのを楽しみながら峠であるトンネルに到着した。


白谷トンネル内の見事なツララ

  トンネル内は積雪もないため今までの緊張が解けて40キロまでスピードをアップし、電灯の無い暗く細い中ボヤーと力を抜いて走っていると、なにやら円形で1mほどの大きさの盛り上がった地面が見えてきて「なんだろー」と思いながら乗り越えて通過していった。今のはもしや?と立ち止まり路面に足を着けると「ズルズル」と滑るではないか。横を見ると2mはあろう見事なツララがたれ下がり、所々に例の円形の物体が横たわっていた。その物体は「氷!」。高さは40cm位であちこちに出来て端の方をバイクで通ると転倒したかもわからず、氷のちょうど真ん中を通過したので良かったかもしれない。

 トンネルを越えての下り坂は完全アイスバーンとなっていて、ブレーキは利かずハンドルはわだちを越えてバイクは横を向きかけ、一瞬転倒を覚悟するほど右に左にバランスを崩したが、培った普段のトライアルテクニックが現れ?奇跡的に転倒はまぬがれた。下界を見るとまだまだつづら折れのヘアピンカーブが見えて、これからもアイスバーンが続くかと思っていやになってきたが、さほど雪道も続かず地道にが見え始めたころ工事関係者が一人いて停止させられた。「これから先は工事をしているので注意して走行してください」と言われ「よく転倒せずにここまでこれたもんだ、車でもズルズル滑って危険なトンネルなのに×・・・」冷静に考えるとよく転ばずに通ってこれたものだわ・・・。


忘れてしまった


お土産

 冬の平日ツーリングでは休日と違い、市内を脱出するまで渋滞があり、行楽地までの道のりはではダンプやトラックが多いけど、いったん目的地に到着すると人は少なく長閑な雰囲気が漂いツーリングにはうってつけだ。転勤後は振り替え休日も多くなるので秘境へ出かけるのが多くなるだろう。

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