bike touring
| ■奈良紅葉浪漫紀行〜吉野 199km 2003/11/23 SUN |
快晴の天気の中、紅葉した談山神社と千本桜で有名な吉野へ向かった。吉野と言えば大台ケ原へ行く通過点としか認識がなく、一度行った記憶があるが観光地化されていて出店が立ち並び、その風情を売り物にしているところだと思っていた。一方の談山神社(たんざん)は、大阪から1時間ほどで行けてしまう距離にあり、観光地では有名処らしいが、どう読むかもわからずカーナビで距離と到着予定時間が出たときは、ウソやろっとインプット先の間違いかと思うほど近かった。
走行Log

談山神社の紅葉
談山神社へ到着するころには、日差しはきくつ晴れ渡り絶好の観光日和になっていた。桜井から談山神社へ上っていく県道37号に入ると観光バスの姿が目につきだした。右に折れたここから談山神社という道路に入っていくと、観光地で何回も見た光景(マイカーの渋滞)が発生していた。「こんなところに有名な処が在ったんだー」と近郊にもまだまだ知らないスポットがあるんだと改めて思ったしだいである。

十三重の塔の前でたたずむ
日曜日とあって駐車場に入りきれない車が道路に連なり駐車場には観光バスやマイカー、タクシーであふれ一杯だった。道路から寺へは新たな道があり、観光客は駐車場に車を止めて200mほど徒歩でその道を下っていく。ハハーン!下にもきっと止めるところが在る筈たと、ツーリング感が働いて行ってみることにした。案の定、拝観者専用駐車場が在った。タクシーや露天商の車が大半で一般客は上の駐車場にしか案内されていないので、再来者専用って感じで業務車両が多かった。
拝観料5百円を支払い、カメラの三脚を使っていいのかたずねてみたら「一脚、二脚、四脚でもご自由に」というおばちゃんの明るい返事で、さすが和歌山(奈良だった)、なんと言うおおらかさだ。昨日の二条城では三脚の使用禁止告知を見逃してしまい「カメラマンさまですか?」でなければご遠慮くださいと咎められてしまい、二の丸御殿に入ろうとするときにも撮影禁止と誰でもわかる看板がいたるところにあるのに「写さないで!」と念を押されたのであった。

吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)境内 天満宮
山の峰に立つ寺はバックが“空”の場合が多い。

金峯山寺の仁王門
吉野川から吉野山へしばらく上って行くと、大きな駐車場にでくわした。一般観光客はこちらに車を止めてあとは徒歩で観光ハイキングを楽しむ事になる。オフシーズンとはいえ観光客と土産物屋で賑わいを見せ、ここが観光客の雰囲気を壊さないように、なるべくアイドリング近くで音を立てないように通過していった。道はあまり広くなく古風な商店が立ち並ぶ中で車のすれ違いがやっとの状態あり、桜の最盛期には到底、車を乗りいることは出来ないと想像が付く。

吉野大峯林道
金峯山寺から金峯神社を過ぎると吉野金峯林道にさしかかる。地図では山の峯に沿った林道である。といっても最近舗装化されたようで『大台ケ原』の弟版のようで、晴天と相まって非常に景色がよい。賑わっていたすぐ近くの吉野界隈に比べて通行量は極めて少なく、吉野の離合困難な道が影響しているのだろう。

天の川温泉
洞川温泉(どろがわ)の駐車場が溢れんばかりの車で一杯でパスし、次の温泉地、天の川温泉に到着した。洞川に比べ駐車スペースは約半分の60台であるがすでにここも満杯状態で道路に車があふれている。しかも、バイクを止めるスペースすらない。
立ち止まって考えているうちに、またまたツーリング感が働き、温泉施設迄のぼって行って施設の脇にバイクを止めることが出来た。
入り口のドアに立ってみると連休の晴天、日曜日のためか行楽地の公衆トイレさながらの順番待ちで、中を覗いてみると女湯には10名ほどが順番待ちで混雑していた。
一旦はその混雑振りに諦めて戻りかけたが、出てきた人に込み具合を尋ねたら男湯は空いているそうなので再び扉に手を掛けた。だが、玄関の右に気になる注意書きがあり、次のようなお断りが提示したあった。
湧出湯量がどれ位か分からないが、多人数が入れば追いつかなくなる恐れがあると掲示してあり、噴出温度は18℃なので暖め直している。ノオガキには『吉野杉・松・楓等「木」にこだわったものとなっており・・』と宣伝の通り湯質で勝負せず木造建築で工夫を凝らしたようだ。言われてみると「木」を活かしたと分かるのだが他のマイナス面が目についた。
脱衣場のロッカーは小さくて数が多いのだが人数の割りに鍵が掛かっていて空きが少なく、紛失して死んでいるロッカーもあるようだ。浴槽は畳6畳ほどの大きさの木造で、そこで掛け湯をして入ったが、湯温は高めに感じた。湯船を見てみると看板に謳っているように、貧湯のためか溢れ出ておらず、どうやら循環式のようだ。限りある湧出湯量のため再循環式を取り入れて再利用しているわけである。再利用は結構だが一定の供給がなされていないと銭湯より始末が悪くなる。浴槽の中のお湯も循環するところと、滞る場所が出来てしまい、露天風呂にいたっては人間の出したと思われるものが浮いていたりして気持ちがわるかった。
露天風呂の景色は良かったが浮遊物が邪魔して×。7席あるシャワーの湯量も物足りず×でトータルは☆一つで最低だ!

林道の行き止まり
途中から入った林道は「林道」のための道であったのかダートを抜けると行き止まり

帰路R168で
吉野の名物「柿の葉ずし」は柿の葉っぱで包んだ押し寿司で、さば、さけ、うなぎなどがある。有名どころは電信柱の看板で見かけるが吉野の街中では手つくりと称して自家製の柿の葉ずしを販売しているところが多い。
旬は本来、魚も柿の葉も秋なので柿はうまいかと「産地直売」と良くある看板の道路に面した露天で停止した。
止まったが最後「うまいの有るー」と問いかけると、すかさずおばちゃんは「食べてみなハレー」と柿をすばやく切ってくれてた。
一切れ二切れと・・。 「もう断りきれないじゃないか。」
でっかい富士何とかという種が9個で5百円とやすい。GIVIのバックに放り込んで帰路に着いた。
さらに、家の近くの「餃子の王将」でビールのあてにと餃子もGIVIに詰め込んだのだった。