バイク&フィッシング/四国編

■四国へお盆ツーリング 2007/8/12

走行Log
 前日は、ジェベルと人間(アルコール摂取過多)の始動に手間取ったので出発を一日遅らせた。
今朝、充電させたバッテリにもかかわらず、クランクは回転せずにセルは空回りし、結局はキックでの始動となった。回転が落ち着くのを待っているとすぐにストールしてしまい、何度もキックで蘇生させた。そのつどバックファイアーを連発し、ムルティに交換して行こうかと、あきらめかけたとき、どうにかアイドリングが安定してきた。
汗びっしょりになった。キャンプ道具を積み込み、胸元を開けてシャツを乾かしながら太田川沿いを駆け上って行った。

竹原へ向かう県道

 広島インターから高速で志和インターで降りると、一つ目の信号で赤だと勘違いした乗用車がクラクションを鳴らされながらも後続車を止めていた。一旦ストップして先頭の車を追い越そうとクラッチを繋ぐとプスン!とエンジンストップ。セルはまだクランクを回す力がなく、キックを試みるが、坂道で右にやや傾斜していたので、スタンドを立てられない。力のないキックではまったく始動せず、つま先で地面を蹴りながら歩道に寄せて、キックの鬼と化してようやく始動した。あ〜しんど。

 久しぶりとなる中四国フェリー乗り場に到着すると、フェリーが口を閉じて停泊していた。切符売り場で往復券を購入し、時間を聞くと今出たばかりで次は9時40分出航とのこと。時計を見るとあと1時間20分もある。この時間帯でも真夏の日差しは厳しくて、野外でじっと待つことはできない。すぐ近くのコンビニの日陰でバイクの荷物を整え、ザクティC6をセットして20分ほど時間を調整した。そして竹原に入ると何時もその看板が気になっていた「白壁の町並み」重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)へ向かった。

白壁の町並み

 まだ観光には早い時間だったので、観光客はまばらで町並みを見学するには好都合だった。バイクと家並みをパチリ!バイクにのってパチリ!と撮影していると前方に黒いアメリカンが同じようにデジカメで家並みを撮影している。こんな時間帯に同じ目的で会うなんて、とすこし意識する。すれ違いざまお互い会釈をすると、ヘルメットのシールドで顔は見えないが黒いスーツを着たボディーラインからして女性ライダーだった。お互い逆方向へ別れて進み、あとの町並みの路地をくまなく走破していると、国道を走行中の彼女が見えた。向こうもこちらをみて振り向きながら左のこぶしを2度ほど突き上げた。こちらは軽くの会釈でしか返すことしか出来なかったのが残念でもっと気合を込めたかった。

 そろそろフェリーが到着するころと、乗り場へ向かうとなんと彼女が・・・。
なんてことはなくフェリーは3台のバイクを積み込んで定刻、四国の港へ向け出航した。

 予定は「四万十川周辺の山々をたむろして涼むこと。」と漠然としている。
宿泊は新たにキャンプ地を探すのが面倒なので、今が旬の「ペルセウス座流星群」を見ることができるかも、と淡い期待を抱いて四国カルストのキャンプ場に決めた。何時もは山中を好んで南下するが、すこしは海水浴気分を味わえるかもしれないと、海岸沿いを北条市を経て今治市へ向うルートを設定した。

うどん屋「得得」

 今回はうどん攻めだと、まずは「得得」で腹ごしらえする。しばらく走るとセルフのうどん屋を発見、もう少し我慢すればよかった!
でも、右手に見える穏やかな青い海、白い雲を運ぶ抜けるような空がデザートとなって気分を満たしてくれた。・・しばらくするとまたうどん屋だ!「たべてみなはれ」おいしいぞと云わんばかりの挑戦的な看板で、ここでも少し待てばよかったと・・。次回は食べてやるぞと、記憶に留める。

 一向にクランクを回す力まで蘇る気配がないバッテリをあきらめ、今治市内の南海部品に立ち寄りバッテリを交換した。先日、ジェネレーターが壊れたときに寄ったバイクショップでは、半日ほどゆっくりと充電しないと使えないと聞いていたが、液を注入するとすぐに電力が発生し即使用可能できることが分かった。値段は1万9百円也。

内子町の町並み

 白壁の町並みに誘発されて、さらに海岸沿いを南下し、昨年行きそびれた八幡浜市保内町の「明治の町並み」を目指すはずだった。しかし、カードリーダーのコードを購入すべく大型家電量販店を探し求めて大洲市まで逸れてしまう。途中の内子町でもやはり“町並み”を見学した。知名度があり時間が時間だけに観光客は多く、昔ながらの様式で商売している店に集りが出来ていた。看板の車止めがあるため歩行者専用となっていたが、バイクでメインストリートを流して行く。観光客がエンジンの音に反応してこちらをみるけど、旅仕様のバイクでゆっくりと流して危険がないのが分かるとまた町並みに注目していた。ゆっくり歩いて回れば2時間ほど要する規模で、竹原の町並みよりも数倍は大きいようだ。

大洲城

 大洲市も肱川越しに望む大洲城がすばらしい街で、10数年前に釣りで来たときに通ったことを思い出した。城の周りを軽く流し、遠目に丘の上に立つ城を写真に収める。城の中には入らなかった。灯台や城は遠めから見るのが綺麗でよい。これから山林路を通って山中入りのための夜食を街中のコンビニで買い出す。給油も済ませいよいよ山脈へ突入だ。4時を回ったところだが、太陽は高く雲も鮮やかでツーリングには最高の風が吹く。

東へ向かって四国カルストを目指す。道を間違いながらも5時ごろ、登り口に到着した。対向車すら通らないワインディングロードを軽快に進んでいくと、標高600mに達するあたりから肌寒くなってきた。あれほど青かった空が鉛色に変化してきて、とうとう1000mの頂上へ到着するころには雲が目に見えて流れ、霧雨が吹くようになった。半分青空、片側は暗雲でこれでは到底、流星群など見ることができそうにない。失敗したか。

カルストの夕日

 キャンプ地に到着するとすでにキャンピングカーが一杯で、そのすぐ下のグランド駐車場に空きがあった。横風が強くペグを十分差し込まないとテントが飛ばされそうだ。設営を終えて周りを見回すと家族キャンパーが多く、バイクは1台だけだった。犬を連れているものや、チョイ乗りとマウンテンバイクを持ち込んでいるものなど、気合が入ったキャンパーばかりで少しの風などものともしないようだ。夕日が沈む雲が切れた水平線に、オレンジ色に輝く太陽が沈む光景が今夜唯一の見ものだった。テントで一杯やりながら明日のルート選びを練っていると、しだいに風が強くなり、横殴りの雨がテントを叩きだす。テント内に吊るしたLEDランタンが大きく揺れて、テントごと吹き飛ばされそうだった。

 昨夜は雨風で熟睡できずに寝不足気味。ラジオで天気予報を探していても混信が激しく、全国の予報が聞けただけで見通しが立てられない。ならばと携帯電話で天気を確認すると、四国南部の天気は曇り空が進み下り坂だとすぐに分かった。携帯での情報が早くて便利だと今更ながら確認できた。北部の天候はそれほど崩れず持ち直すそうなので、四万十川付近の滞在を見送り、テント内でレインウエアに着替えて外に出た。テントの外は霧が立ち、雨もシトシト降っていた。久しぶりの雨天走行も山中での朝は気分がよろしい。

ようやく雨が上がる面河ダム

 雨の林道を慎重に進み、面河ダムに到着すると日差しが少しずつ差し込んで雲が切れだしてきた。ここからは494号でさらに道が細くなり峠へ向かって登って行く。峠に到着し下界の川内町を見ると明らかに晴れ間が広がっている。あとは帰るだけとなると少し寂しい。そんな中、温泉郡川内町に「白猪の滝(Shirainotaki)」があったので看板のとおり進んで行った。車で行ける最終地の民家の有料駐車場の横道を更に登り、2,3百メートル先の階段まで行って停車した。道幅は2メートルほどの坂道なのでビックバイクではUターンは無理。ジェベルを下りに向かせて止め、階段を徒歩で駆け上がって一人っきりの滝の涼風を浴びてひと時を過ごした。写真を数枚撮影して国道まで下って今治の波方へ向かう。

白猪の滝

 振り向いて南方の山並みを見ると雲が覆っているが、進行方面の空は来た時と同様、青空が広がり快晴だ。国道を避けて県道を通り波方を目指す。県道155号線は、海岸沿いの国道よりやや標高が高く見晴らしが良い。左手の高台に立っている寺院や民家でも青空の中からポカリと浮かんでいるように見えて、全方向に渡って飽きない景色を見ることができた。次回、南下路はこれを使おう。

県道155を北上

 波方フェリー乗り場まではもうすぐだ。空腹が前日の「たべてみなはれ」の看板を脳裏に浮かべた。再度海岸沿いの196号を南下して行き、記憶によればその店はすぐに現れる筈だった。気がつくと20キロほど進んで北条市まで来てしまい、更に進んだ今治市の手前にあったんじゃないかと分からなくなってきた。これ以上の深追いは時間の無駄と、近くにあったセルフうどんに飛び込み、遅い昼食とした。後は山側の県道を走って波方に行く。

展望台より

 フェリー出航まで1時間ほど時間がある。カンカン照りの中、これまた看板が気になっていた「海山城展望台」へ訪れた。駐車場からの見晴らしは○。城型を模した展望台までは徒歩で登らないとならなかったのでパスし、フェリー乗り場に戻り帰路に着いた。
フェリーで爆睡!


 

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